2012/04/23

力不足の落選


 22日投票の市長選挙、多くのみなさまからご支援をいただきましたが、ご支援の思いを活かしきれずに落選しました。申しわけありません。

 しかし、素晴らしい仲間に支えられて市長選に挑戦することができたことと、11,056人の市民のみなさんに「京丹後維新」への思いに共感いただいたことに、心から感謝しています。

 今回の市長選では1,774票差で落選しました。私の立場は一市民に戻りますが、ご支援いただいたみなさまのために、何ができるのか、何をしなければならないのかを考える時間をいただきたいと思います。

 まずは、今回新たに加入いただいた方を含めた後援会員のみなさまや、お世話になったみなさまのご意見をお聴きしていこうと考えています。

 今回の選挙で「対話型市政の推進」を訴えた者として、しっかり対話をしていきたいと思います。

2012/04/07

頭を下げて教えを受ける

中国古典『戦国策』の燕の昭王の話を思い出しました。

燕の昭王は、敗戦の後に王位についたため、その恥をすすぎたいと、人材を招こうとしました。

そこでまず、自らの育ての師である郭隗に教えを請いに行きます。
すると次のように言われました。

「人材を招きたいとおっしゃいますが、それにはいくつかの方法があります。
まず、頭を下げて教えを受ける。
こういった態度で招くなら、自分よりも100倍すぐれた人材が集まります。

また、相手に敬意を表し、その意見にきちんと耳を傾ける。
これなら、自分よりも10倍すぐれた人材が集まります。

一方、相手と対等にふるまう。
これでは、自分と似たり寄ったりの人材しか集まりません。

さらに、肘掛にもたれて、杖をにぎったまま横目で指図する。
こんな不遜な態度では、集まっても小役人レベルでしょう。

また、頭ごなしにどなりつけて叱りとばすような態度では、もはや下僕のような人間しか集まりません。
これが人材招致の秘訣なのです。

王も『広く国内の人材を選んで教えを受ける』という評判が広まれば、天下の人材が集まってくるでしょう」

「では、一体誰にまず教えを受けたらよいのですか」
と王が聞くと、
「こんな話を聞いたことがあります。
昔ある王が、千金を投じて、1日に千里も走る名馬を求めました。
しかし、3年たっても手に入りません。

すると、お付きの者が、『わたしが探して参ります』と志願しました。
王から任されたこの男は、3カ月後に、千里の馬の居場所を聞き出します。
ところが行ってみると、すでに馬は死んでいました。
すると男は、その馬の骨を500金で買い取り、帰って王に報告しました。
『欲しいのは生きている馬だ。死んだ馬に500金も出す馬鹿があるか』と王は怒りますが、男はこう答えます。
『死んだ馬さえ500金で買ったのです。
生きた馬ならもっといい値で買ってくれる、ときっと評判になります。
馬はすぐにでも集まってきます』

はたして1年もたたないうちに、千里の馬が3頭も集まってきたとのこと。
もし王も、本気で人材を招こうとなさりたいなら、この隗からお始めください。
私のような者でも大切にされるなら、さらにすぐれた人物は、千里の道も遠しとやってくるでしょう」

昭王は、言われた通りに彼を師と仰ぎ、破格の待遇を与えています。
すると、各国から有能な人材が続々とはせ参じたそうです。

「死馬の骨を買う」「隗より始めよ」という成句の出典となった一節です。

頭を下げて教えを受けるという心の持ちようが大切なのです。

マニフェスト型公開討論会

社団法人京丹後青年会議所主催のマニフェスト型公開討論会に出席しました。

限られた時間でしたが、思いを述べました。

京丹後ケーブルテレビで4月14日(時間未定)、FMたんごで12日の午後1時10分からと、
13日の午後7時から放送されます。