2013/05/29

多文化共生セミナー「外国人住民とともにつくる地域の未来~交流人口を増やして地域に活力を~」第2回

きょうの午後は、多文化共生セミナー「外国人住民とともにつくる地域の未来~交流人口を増やして地域に活力を~」の第2回に参加しました。

(社)グローバル人材サポ
ート浜松 代表理事 浜 永乃さんを講師に迎えて「持続可能な社会のための多文化間介護 ~多様性を生かした介護人材の育成について」の講演とワークショップ。



先週の第1回では、日本の人口変動と東日本大震災での高齢化による復興への人口変動の影響、日本が移民受け入れのフロントドアを開けていないことによる法整備の不備や、毎年増加する永住者に対して日本語取得機会の不足などの課題があること。

介護・看護労働者の獲得競争がグローバル化している世界の潮流と、日本が迎えようとしている超高齢化社会が「絆」だけで乗りきれないこと。持続可能な社会にするために外国人を受け入れ、「生活者としての外国人」への総合的対応策を進め、多文化共生の社会づくりを地域から推進しようという内容でした。

第2回は、介護就労を支援する日本語教育を通した現場の実態と、外国人が就労している介護施設が多様性を受け入れてクオリティの高い介護を提供している現実と、受け入れようとしない施設が先入観から拒否している現実。

日本人の初任者も外国人の初任者も最初はわからないことは同じであり、日本人同士でも関係性ができていないことが多いが、ちょっとした工夫で乗り越えられること。そして、ワークショップでは、人のつながり、お互いの気持の関係性をつくり、人の関係性を豊かにして、まちをもっと良くするための活動が多文化共生であることの気づきを共有しました。


多文化共生は外国人を相手に構える課題ではなく、身近な課題なのです。

まずは、みんなの関わりが強くなる地域づくりを目指します。