2014/03/31

荒川区少年団体指導者連絡協議会田舎体験ツアー

29日の午後、荒川区少年団体指導者連絡協議会田舎体験ツアーの受け入れ。

荒川区少年団体指導者連絡協議会の一行が奥大野公民館に到着。

 公民館の大会議室で入村式。地元の代表として歓迎の挨拶をしました。

 あいさつの後、荒川区の子ども達と京丹後市の子ども達の名刺交換でしたが、交流の時間が少なすぎました。

 交流事業でさくら山に吉野桜の苗を記念植樹してもらいました。


植樹の説明。
このさくら山には、奥大野村づくり委員会が平成14年から40種650本の桜を植樹しています。 


 桜の植樹スタート。



植樹修了。
終了後、荒川区の子ども達は、班ごとに分かれて奥大野の民泊先へ移動。そして、食事の前に温泉「小町の湯」へ。

我が家には、3人の女の子が泊まり、夕食はバラ寿司体験。

女の子ですね~。きれいに盛り付けて、おいしいといって食べながら、太る太ると言い合ってます。

夕食のあとは、子ども達がおみやげに持ってきた「荒川のこころ」カルタと、トランプをして、時間を過ごしました。

子ども達とカルタやトランプをするのも楽しいですが、欲を言えば、地元の子ども達も一緒に夕食と食後の交流ができればよかったと思います。そのほうが、子ども達の記憶により強く残るように思います。
 翌朝は、あいにくの雨となり、ハウスのなかで種植体験。



種植の次は、新聞エコバックづくり。


 みんな、熱心につくっていました。



 エコバック完成!

 交流の記念に奥大野区住民票の交付式。

最後に置く大野区長のあいさつ。そして、お別れ。
小さな事故もなく無事終了しました。

大人の関係者のみなさん、ご苦労様でした。
子ども達もお疲れ様でした!

全体を通して、荒川区の子ども達と京丹後市の子ども達の交流時間が少なく、もう少し自由な共有時間が欲しかった用に思いました。他にも今後の取組への課題や改善すべきことも見えてきました。


農村集落調査

28日の午後、立教大学の北島先生、関西大学の橋本先生、関西外国語大学の牧野先生、イタリア・メッシーナ大学のファビオ先生・・・が農村集落組織の調査に奥大野へ来られました。

 集落組織、むらづくり委員会、農事組合法人、Iターンの受け入れなどについて、奥大野公民館で4時間のヒアリング。

 調査終了後は小さな食卓で懇親会。まずは、刺し身を食べながら軽く一杯。

新鮮な海の幸に恵まれた丹後らしく、 ぶりしゃぶ鍋でもてなし。

仕上げはバラ寿司。

フランスからのお客さん

26日の夕方、フランスからお客さんが来ました。

といっても、パリ在住のロシア人とドイツ人。28日まで我が家に滞在しました。



平治地蔵さんの前で記念写真。女性がドイツ人のエルケさん。今は基本パリ在住ですが、スウェーデンの大学院の博士課程で、来月はスウェーデンだそうです。EU内は、自由に行き来出来るとはいえ、国をまたいだ生活に驚きです。

男性はロシア人のミーシャさん。パリの映像系の学校に行かれているようで、日本の里山を課題に選んで来日されました。



初日の夕飯は一緒に手巻き寿司。

納豆も食べてみたいとのことで、はじめての納豆にもトライ。わさびも大好きで、手巻き寿司はとても喜んでもらいました。

日本の食事はヨーロッパの食事に比べて、バラエティに富んでいるそうです。


先にお風呂に入ってもらったら・・・あらら・・・お湯がなくなってました。

あなたの説明が足りないから・・・と、妻に笑われてしまった。。



27日は、つねよし百貨店からスタート。

我が家ではWI-FIへの対応をしていなかったので、つねよし百貨店で、航空機チケットの購入やメールの確認をされています。海外から観光客を呼びこむためにはWI-FI環境の整備が必要であることを実感しました。

昼食は、大宮町周枳の酒蔵カフェ白木久さんへ。

ミーシャさんは世界無形文化遺産の和食に認定されているカレーライス。エルケさんはカレードリア。
環境系、自然エネルギーには関心が強く、延利の小水力発電所で撮影。

デジタルの時代ですが、カメラは手巻きのアナログフィルム。

新しいものを追い求めるのではなく、古いものを活かしています。


夜は鍋をつつきながら、農業や環境、エネルギーなど堅い話でしたが盛り上がりました。

28日は、青木さんの農園で、自然農法の土づくりを撮影。

ドイツでは田舎に住んでいる人の環境への意識は低く、都市に住んでいる人のほうが、環境やエネルギーに気を使っているそうです。

エルケさんによると、獣による農業被害はドイツも日本も同じとのことです。

でも、被害への対応は全く違い、ドイツでは農家が野性動物保護の犠牲になっているということで、有害獣による農業被害はすべて補償されます。日本では補償はあいません。

しかし、片方で野性動物の保護を言いながら、ハンターの権利と、森林資源の保護のためにライフルでたくさん殺してもいるのがドイツの現状。

野性動物を保護するのと同じ理屈で野性動物を殺すことに何の問題もないのが、日本人の感性との大きな違いです。


短い間の交流でしたが、良い経験をさせてもらいました。


フォークの歯はなぜ四本になったか

「フォークの歯はなぜ四本になったか」を読了しました。

丸焼きの肉が主食の文化では、箸では肉を切り取ることができないので役に立たず、肉を切るためのナイフが発達を遂げている。だから、中世の最も格式の高い食事では左右の手に一本ずつナイフを握って食べていたそうだ。

しかし、ナイフに刺した食べ物を口に運ぶのは危険があり、中東から伝わった二本歯のフォークが広まり、進化をはじめる。

二本歯では、食べ物がボロボロと落ちてしまうので、3本歯となり、さらに4本歯となって現在の一般的なフォークが出来上がるのは19世紀。

欠点を修正することで進化している。著者の表現によると「形は機能にしたがうのではなく、形は失敗にしたがう」となる。

他にも、ファスナーやクリップ、ポスト・イットなどが取り上げられているが、工業化の流れもそこにある。

対して、箸は5000年前に産まれてから進化をしていない。箸の文化では、あらゆる食べ物が箸で食べれるように切られたり柔らかく調理されたりして食卓に並ぶ。

箸の食文化と、ナイフとフォークの食文化がもたらす大きな違いを考えさせられる本。

肉食の思想

「肉食の思想」を読了しました。


化学肥料のないはるか昔、ヨーロッパでは麦などの穀物は連作により収量が少なく、パンは贅沢品であったが、牧畜に適していたので、肉や乳製品が主食であった。

日本は雨と気温に恵まれ、連作しても生産性が高い水稲に適していたことと、牧畜に必要な広大な牧草地を確保することができなかったので、肉食は進まなかった。

ヨーロッパでは、子羊や子豚、鶏、七面鳥などが、姿のままで売られていて、丸焼きにされる文化があり、肉食の考え方も日本と大きく違う。




キリスト教が男女の愛に真正面から向かっているのに、日本の仏教が葬式仏教になってしまったのも肉食文化のある・なしが深く関係している。

宗教や文化の違いの多くが肉食に起因するという著者の視点は目からうろこが落ちるほど面白い。是非読んでください。

倉垣の庄再創事業

22日、事業の第1弾として、インターネットを活用した倉垣の庄ネット、遠隔パッチワークの実証に着手しました。

 情報が常時つながることで、新たな都市との交流形態づくりをはじめます。

 まずは、試験的にライブカメラを設置して、課題を解決していきます。

ライブカメラの設定をしていただいています。

カメラが起動、 映りました。

 画像速度など問題をチェック。

 奥大野公民館にカメラの設置完了。

初期の設定を完了しました。実証スタートです。

学生2人が、我が家に泊まり込みでライブカメラの遠隔設定・操作の調整をしています。

公民館での設定時より、はるかにスムーズにカメラが動き、画像が滑らかになりました。

・・・僕にはちんぷんかんぷん。