2014/03/31

フランスからのお客さん

26日の夕方、フランスからお客さんが来ました。

といっても、パリ在住のロシア人とドイツ人。28日まで我が家に滞在しました。



平治地蔵さんの前で記念写真。女性がドイツ人のエルケさん。今は基本パリ在住ですが、スウェーデンの大学院の博士課程で、来月はスウェーデンだそうです。EU内は、自由に行き来出来るとはいえ、国をまたいだ生活に驚きです。

男性はロシア人のミーシャさん。パリの映像系の学校に行かれているようで、日本の里山を課題に選んで来日されました。



初日の夕飯は一緒に手巻き寿司。

納豆も食べてみたいとのことで、はじめての納豆にもトライ。わさびも大好きで、手巻き寿司はとても喜んでもらいました。

日本の食事はヨーロッパの食事に比べて、バラエティに富んでいるそうです。


先にお風呂に入ってもらったら・・・あらら・・・お湯がなくなってました。

あなたの説明が足りないから・・・と、妻に笑われてしまった。。



27日は、つねよし百貨店からスタート。

我が家ではWI-FIへの対応をしていなかったので、つねよし百貨店で、航空機チケットの購入やメールの確認をされています。海外から観光客を呼びこむためにはWI-FI環境の整備が必要であることを実感しました。

昼食は、大宮町周枳の酒蔵カフェ白木久さんへ。

ミーシャさんは世界無形文化遺産の和食に認定されているカレーライス。エルケさんはカレードリア。
環境系、自然エネルギーには関心が強く、延利の小水力発電所で撮影。

デジタルの時代ですが、カメラは手巻きのアナログフィルム。

新しいものを追い求めるのではなく、古いものを活かしています。


夜は鍋をつつきながら、農業や環境、エネルギーなど堅い話でしたが盛り上がりました。

28日は、青木さんの農園で、自然農法の土づくりを撮影。

ドイツでは田舎に住んでいる人の環境への意識は低く、都市に住んでいる人のほうが、環境やエネルギーに気を使っているそうです。

エルケさんによると、獣による農業被害はドイツも日本も同じとのことです。

でも、被害への対応は全く違い、ドイツでは農家が野性動物保護の犠牲になっているということで、有害獣による農業被害はすべて補償されます。日本では補償はあいません。

しかし、片方で野性動物の保護を言いながら、ハンターの権利と、森林資源の保護のためにライフルでたくさん殺してもいるのがドイツの現状。

野性動物を保護するのと同じ理屈で野性動物を殺すことに何の問題もないのが、日本人の感性との大きな違いです。


短い間の交流でしたが、良い経験をさせてもらいました。