2014/08/06

フライブルクの小水力発電①

久しぶりに投稿します。
7月12日から30日まで、ドイツを中心にオーストリア、スイスと自主研修をしてきました。

研修目的は、山間地林業(林業が産業として活発)、再生可能エネルギー、中山間地農業、まちづくりなどです。

きょうから、その報告をブログにアップしていきます。

まずは、環境先進都市であるフライブルクの視察から報告します。


動画の小水力発電は落差3m、発電能力は85kW(年間300,000kW120世帯分)です。

フライブルクでは、再生可能エネルギーは、環境に配慮した小規模地域分散を前提にしています。
これには、多様な再生可能エネルギーによるリスク分散の意味もあります。

 発電所の取水口です。

河川利用での小水力発電には、環境・生物多様性に配慮して、魚道を設けることや、市民が川遊びなど自然と触れ合うことができることなど、厳しい規制があります。

取水口から発電に使われる水量よりも多くが自然に流れていきます。

 
川がゆるやかに流れていくように、また多くの市民が川遊びができるように石を使って工事されています。

 この小水力発電所と、河川景観工事のすべての費用を、小水力発電を普及させたいという強い思いをもった一市民が銀行に長期の借り入れをしてまかなっています。