人が2年住まなくなったことで、野生動物が激増。
2年間で人を見たことがないイノシシが増え、臆病なイノ
原発事故前のイノシシの生息エリア。
原発事故後のイノシシの生息エリア。生息エリアは倍以上
イノシシが入って荒らした水田。いたるところで荒らされ
わずか2年で獣害が深刻になり、あまりの環境の変化に不
イノシシを処理しようにも、その肉からは6万1000ベ
ネズミも大発生して柱や建具をかじり、再び住むことをあ
歯を研ぐために電線がいたるところでかじられていて、ショートのおそれがあるため通電することはできない。すべての配線をやり直さなければならない。
この福島の事例は他人事ではない。過疎・高齢化による農山村の人口減少、あるいは集落消滅によっても野生生物は増加し、生息域を拡大して獣害域を拡散する可能性が強いことを示唆もしているように思う。