日本の小水力発電のポテンシャルは高く、利用可能な小水力発
小水力発電が先進的に導入されているEU諸国のデータを見ると、EU27カ国で1359万キロワットが発電されており、さらにドイツには,統計には出てこないような小規模な小水力発電(数10kW以下)が1.5万~2万あり,これだけで数10万~100万kWの出力があるとの推計もあります。
水利権や売電での規制などの課題がクリアされ、遅れている技術開発が進めばコストも下がり、メンテナンスも地域で取り組めるので大きな潜在力があります。
24日は郡上市白鳥町石徹白地域の発電施設を視察しました。
発電能力800W。常時500W発電のらせん型水車発電機です。毎秒0.2トンの水量で80センチの落差、ラセンスクリューの直径は90センチです。
この発電機は坂道の途中にあり、発電により水がなくなるのではないので、まだまだたくさん設置することが可能ですが、ドイツのようにたくさん作られていないのでコスト高であることが課題です。
このモーターを交換するだけで3000Wの発電が可能だそうです。
制御盤は地域の方の手づくりです。電気に詳しい方がおられたので、地域で小水力発電に取り組みやすかったと思われます。
石徹白地域では、小水力発電の実績を積み上げてきて、次の段階にきていました。
この道路から約70メートル上に用水路があり、流末までの高低差を活用して100キロワットの発電機2基の建設計画が進んでいます。
まず、やってみようからスタート、続ければ展望は開けます。