2013/06/11

貿易依存度が低いことが、貿易立国でないことの証明なのか?

みなさん依存度という比率のみで平気で議論をされます。

そして、日本は内需型国家だと言われます。

日本は韓国と違うとも・・・そりゃあ韓国とは違います。

韓国の人口は日本の半分ですが、GDPは5分の1です(日本5兆9636億ドル、韓国1兆1588億ドル)。日本に比べ5分の1とGDPが少ないため貿易依存度は高くなります。

1990年、日本の貿易額は輸出、輸入とも世界第3位でしたが、韓国の貿易額は日本の4分の1でした。

日本は貿易摩擦から内需拡大を求められていましたが、バブル景気による民間需要増と税収増による公的部門の支出増加により、貿易依存度は抑えられていました。

2011年、日本の貿易額は輸出、輸入とも世界第4位となりましたが、韓国の貿易額は日本の5分の3まで増加しています。

日本はバブル崩壊後に税収が減少しましたが、入るを量って出るを制する」政策がとられることはなく、不足する民間需要を補うため、また、景気対策としても公的部門の支出は増大を続け、不足分は国債の発効で確保されました。

貿易依存度は低いですが、貿易額は世界第4位であり、貿易立国ではないでしょうか?。
一方で、内需型国家は政府債務残高を増やしながら維持され、債務残高は1100兆円を超えました。

日本の1990年政府債務残高比率は世界19位でしたが、2011年は不名誉な世界1です。
一方、韓国は1990年に40位でしたが、2011年には115位と健全化が進んでいます。


GDPが小さい国と国民一人あたりのGDPが低い国が貿易依存度は高くなる傾向にあるようで、貿易額が世界一のアメリカも貿易依存度は低くなっています。しかし、貿易依存度が低い日本とアメリカには巨額の財政赤字があるという共通項があります。


日本は不足する民需を公的部門が補うことで継続してきた内需型国家ではないのか?
日本政府は国債を限りなく発行し続け、公的部門の支出を維持することができるのか?
債務を増加させながら保たれている内需型国家は健全といえるのか?
民需の増加による内需型国家へ転換することができるのか?

日本のGDPは2011年、1990年に比べてで20%の増加ですが、輸出額は1990年の41兆4569億円から2011年には63兆7475億円と54%拡大しています(2008年の83兆9314億円が最高)。

人口減少などにより内需の減少が見込まれるなかで外需を高めていくことは必要ではないでしょうか?