2012/08/02

常吉村営百貨店の閉店

昨日の臨時株主総会で、常吉村営百貨店の8月19日での閉店が正式に決定したと、大木社長よりお聞きしました。

地域住民33人が出資して常吉村営百貨店ができたのは平成9年12月であり、その後地域の生活拠点として利用されていましたが、徐々に売り上げが落ちてしまい、平成19年の12月には経営危機を迎えました。

その時に常吉地区全戸に配布された「おかげさまで十周年」のチラシは、率直に苦しい経営状況を地域住民に訴えられていました。

大木社長は、当時たいへん悩まれましたが、あらためて存続を求める地域のお年寄りの声を聴くことで、自らがほとんど無給で働くことで経営を立て直し、軌道に乗せるというきびしい道を決断されました。

その後、大木社長は精いっぱい頑張ってこられましたが、昨年、体調を崩され、大きな手術もされました。そして、最近、医師から「治療に専念してほしい」といわれたことから、閉店を決断されました。

何とか別の組織を立ち上げて引き継ぐことができないか、模索する動きもあります。私も少しでも力になることができればと考えています。

今後についてはまだ分からないですが、これまで村営百貨店を支えてこられた大木社長の活躍にたいして、深甚なる敬意と感謝を申し上げるとともに、治療に専念されて、早く健康を回復されることを心から祈念します。