地域住民33人が出資して常吉村営百貨店ができたのは平成9年12月であり、その後地域の生活拠点として利用されていましたが、徐々に売り上げが落ちてしまい、平成19年の12月には経営危機を迎えました。
その時に常吉地区全戸に配布された「おかげさまで十周年」のチラシは、率直に苦しい経営状況を地域住民に訴えられていました。
大木社長は、当時たいへん悩まれましたが、あらためて存続を求める地域のお年寄りの声を聴くことで、自らがほとんど無給で働くことで経営を立て直し、軌道に乗せるというきびしい道を決断されました。
その後、大木社長は精いっぱい頑張ってこられましたが、昨年、体調を崩され、大きな手術もされました。そして、最近、医師から「治療に専念してほしい」といわれたことから、閉店を決断されました。
今後についてはまだ分からないですが、これまで村営百貨店を支えてこられた大木社長の活躍にたいして、深甚なる敬意と感謝を申し上げるとともに、治療に専念されて、早く健康を回復されることを心から祈念します。