奥大野の秋祭りの奉納行事は、笹囃子(舞方子ども4人)、神楽(巫女さんに中学生以上の女子)、太刀振り(振り子は小学校3年生以上(実際は4年生以上)の男子と、笛方に中学生以上の女子)、楽太鼓(保育所年長児から、男子は小学3年生まで、女子は小学6年生まで)と、子どもたちが主役で、子どもたちが地域にいなければ祭りは成り立ちません。
しかし、少子化が進んでいて、私が奥大野に入った昭和59年当時、奥大野の小学校児童は115人でしたが、今年度は半分以下の52人まで減少し、子どもたちの祭りでの負担も増えています。そして、その52人の児童を見ると、両親が転入でない児童は40人を切っています。
次代を担う子育て世代である20代の減少も続いていることから、今後も減少していくことが見込まれていますが、祭りがなくなれば、地域内の人のつながりもさらに希薄になり、一層活気がなくなり若い人にとって魅力がなくなっていきます。
近年、少子化が進むなかで、笹囃子など男子の舞方であったのを男子児童が減少するなかで広く女子の参加を認めることで、工夫しながら秋祭りを奉納してきましたが、その工夫も限界が近づこうとしています。
私は太刀振りに女子も参加させることに抵抗感を何も感じていません。しかし、抵抗される年配の方もあり、これまで女子の参加は認められず、私が太刀保存会の会長時にようやく笛方に女子を参加させることができましたが、太刀振りの振り子への女子参加についてはこの会議で遅ればせながらようやく道がつきました(先を見越してもっと早くにすべきことであったと思っています。現時点では子どもが減りすぎて、子どもの取り合いになってしまいます)。
祭り全体をどう考えるのか、書く奉納行事の部分最適から全体最適について考えていくきっかけとなる会議でした。