千葉大学の倉坂教授の研究室と環境エネルギー政策研究所の共同研究により2012年末に発表されたデータによると、2011年3月万都時点で85の市町村が、域内の民生・農林水産業用電力需要を上回る再生可能エネルギー電力を生み出しています。
驚いたことに、再生可能エネルギー電力の60.6%(固定価格買取制度換算77.8%)を小水力発電が占めています。太陽光は日中しか稼働せず、天候により不安定ですが、小水力は日夜関係なく安定しています。http://sustainable-zone.org/
この共同研究が発表されている「公共エネルギーセンター」のホームページを見ると、
「永続地帯」
という言葉が使われています。
(永続地帯の定義)・・・・・・・
「永続地帯(sustainable zone)」とは、「その区域で得られる再生可能エネルギーと食糧によって、その区域におけるエネルギー需要と食糧需要を賄うことができる区域」です。このとき、その区域が他の区域から切り離されて実際に自給自足していなくてもかまいません。その区域で得られる再生可能エネルギーと食糧の総量がその区域におけるエネルギーと食料の需要量を超えていれば、永続地帯となります。
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再生可能エネルギー電力の1位は大分県九重町で自給率2408.89%、地熱発電です。
また、静岡県の南伊豆町が出力34,000キロワットの風力発電所が稼働したので前年の1210位から1140の自治体を抜いて70位までランクをあげています。
永続地帯の1位も大分県九重町で1136.36%ですが、小水力への固定価格制度換算を加えると5位まで後退し、1位は山梨県早川町の3969.69%となります。