京丹後市には、100歳以上の高齢者が62人(4月1日現在)いる。人口10万人あたりの割合は全国平均の約3倍・・・でも、平均寿命で見ると京丹後市は長寿のまちとは言えないようだ。
今年の7月31日発表された厚生労働省の「平成22年市区町村別生命表の概況」に市区町村別平均寿命が載っていた。
京丹後市の男性の平均寿命は79.7歳で、女性は87.1歳。
男性平均寿命トップのまちは82.2歳で、全国平均は79.6歳。
女性平均寿命トップのまちは89.0歳で、全国平均は86.4歳。
全国平均よりも長寿ではあるが上位100位には全く入っていない。
気になったので、平成17年平均寿命も調べてみた。
京丹後市の男性の平均寿命は78.9歳で、女性は85.8歳。
男性平均寿命トップのまちは81.7歳で、全国平均は78.8歳。
女性平均寿命トップのまちは89.3歳で、全国平均は85.8歳。
京丹後市の平均寿命は、ほとんど全国平均と同じだ。
そして、合併前の平成12年の平均寿命を見ても、旧6町が全国平均とほとんど変わらない。
ここでの平均寿命は、人口集団(市町村内)の死亡状況から死亡率や平均余命などの指標をもとに推計されており、その視点から見ると、京丹後市には100歳以上の長寿の方もおられるのだが、平均寿命に達するまでに亡くなられる方も多くおられるのではないかということも想定されるように思われます。
全国平均の3倍も100歳以上の方がおられるのに、平均寿命がそこまで長くないのはなぜなのか?京丹後市は状況を把握して対策を打っているのだろうか?今度聴いてみなければいけない。