2012/01/17

マニフェスト 書いてあることは命懸けで実行


野田首相の前回総選挙時の街頭演説のYouTube画像がありました。
この動画では、マニフェストと消費税について触れた部分が紹介されています。


マニフェストはルールです。書いてあることは命がけで実行し、書いてないことはやらない。書いてないことをやるのはおかしいというのがマニフェストであり、書いてないことをやるような人はマニフェストを語る資格がないと訴えています。

そして、税金の無駄遣いをゆるさない。天下り官僚をシロアリにたとえて、消費税率増税は、税金の無駄遣いを削減してからやらないと、増税した財源にまたシロアリがたかってしまうので、鳩山党首が消費税増税は4年間やらないと言っていると、強硬に訴えています。

ですが、その後民主党政権は「独立行政法人などへの現役出向は天下りじゃない」「役所でなくてOBが斡旋するならば問題じゃない」 などの抜け道をつくって、事実上、国家公務員の天下りを黙認してます。コレなら政権交代前の渡辺喜美行革担当相時代の自民党政権の方がまだマシで、
民主党政権誕生後、たった1年で4000人以上が独法などに天下っている。シロアリは退治するとのことだったが、そうはなっていない。。


社会が変化するなかで政治家の考え方が変わることはあるとは思いますが、まったく約束と違うことをやるのなら、もう一度総選挙をやる必要があると思います。

民主党政権は、マニフェストに書いてある行財政のムダの削減を命懸けでやっていません。国民に消費税増税による負担を求めることはマニフェストには書いてありません。

また、 「社会保障・税一体改革について」は、マニフェストに書いていた新しい年金制度の創設について、国民的な合意に向けた議論や環境整備を進め、引き続き実現に取り組むというだけで、中身がありません。

議論や環境整備を進め、平成25年の国会に法案を提出すると書かれており、そうなら消費税増税もその時に法案を提出するのが一体改革だと思うのですが、ばらばらでしかありません。