2012/09/11

京大フェス2012「講演と交流のワンダーランド」

9月8日は息子からの誘いもあり、京大フェス2012「講演と交流のワンダーランド」に参加しました。12時に始まり19時過ぎまで講演が続き、その後大交流会という盛沢山な内容でした。
多彩な講師陣で知的刺激と出会いがありました。

セッション1 「新しい挑戦だけが、世の中を変える」

 トップバッターはMOVIDA JAPAN株式会社 代表取締役社長兼CEO 孫泰蔵氏。
ガラパゴスにならないために英語で考えること、自分の頭の中だけで完結しないこと。
「一隅を照らすもの、これ国の宝なり。(人間の社会的義務)」

 コネクトフリー株式会社 代表取締役総合開発責任者兼CEO クリストファー・テイト氏。
5歳からプログラミング、10代から事業家で18歳から日本へ。ガラパゴスといわれている日本の携帯の可能性を新たなサービスとともに切り開く。

 Egg FORWARD,Inc.代表 徳谷 智史氏。
可能性を引き出すビジネス×心理のプロフェッショナルとして活躍。
人はやっておけばよかったとあとで後悔する。変化の中にしか情熱はない。大事なのは最初の一歩。自分に近い人は自分の分身でもある。イエスマンを周りにそろえてはいけない。

 世界銀行 財務局駐日代表 有馬 良行氏。発展途上国へのお金の調達から見えること。
大きな枠組みを考えながら取り組むこと。改革が必要でない社会は存在しない。
意識していないと大切なことも過ぎ去ってしまう。


セッション2 「次はこうなる!時代を変えるヒント」

作家、評論家 岡田 斗司夫氏。(オタキング代表)
成功には理由がない。しかし失敗には理由がある。失敗する理由を遠ざけることと運があることが成功となる。頭がいいと思い通りにならないこともよくわかり、動機づけができない。ばかになること、低レベルで止めること。 ~岡田さん面白い。

 ノンスケール株式会社ゼネラルマネージャー 小林 毅氏。
視野を広くアジアを見る。海外でのプロジェクトマネジメントの実際。


セッション3 「OBプレゼンテーション」

 日本マクドナルド株式会社 フィールドオペレーション本部 セントラルジャパンディストリクトマネージャー 広瀬 健一氏。

 大阪国際大学講師 久野 潤氏。 歴史勉強塾(れきべん)を開催し人気を誇る。
~久野さん面白い。「れきべん」を一度聴いてみたい。

TechnoProducer株式会社 取締役 楠浦 崇央氏。 
発明家として活動する傍ら発明塾を主宰。 ~いかにもらしい話振りでした。

株式会社フジテレコンテンツ事業局デジタルコンテンツ事業部 東中川 遼太氏。
~ごめんなさい。テレビにはほとんど興味がないもので・・・・・

株式会社坂ノ途中 代表取締役 小野 邦彦氏
有機野菜の新しい世界を開拓。オーガニックの分野では日本は立ち遅れているが、有機無農薬の野菜の輸出やウガンダでのゴマの契約栽培に取り組んでいる。(ウガンダでは化学肥料と農薬により土壌が悪化している。)


特別プレゼンテーション

NPO法人Homedoor 代表理事 川口 加奈さん。
14歳でホームレス問題に出会い、19歳でHomedoorを設立。放置自転車の問題とホームレスの雇用創出をつなげた「ハブチャリ事業」。~ただただ頭が下がる。事業の可能性は環境や交通などの問題解決にもつながる。縦割り行政の弊害を打破して、必要な事業として広げていってもらいたい。


セッション4 「受けてみたい、京大白熱授業!」


京都大学 産官学連携本部 イノベーションマネジメントサイエンス研究部門 
   客員準教授 瀧本 哲史氏。 「僕は君たちに武器を配りたい」等の著者
マシンガントークでとても早いが面白い。視点もまっすぐで歯に衣着せぬもの。人気があるのも納得。思想の転換は世代交代により起こる。

英国ケンブリッジ ニーダム研究所 客員研究員 北川 智子さん。
2009年からハーバード大学で中世日本史クラスの講師を担当され、その経験を著書「ハーバード白熱日本史教室」に書かれている。 ~すばらしい。

大交流会