2013/01/29

放射能汚染物・土壌の仮置き場

27日の被災地視察、「あんぽ柿」の次は汚染物・土壌の仮置き場でした。

伊達市だけで仮置き場が50箇所もあります。市民の方は仮置き場がいつまでのものなのか、最終処分場がどうなるのかといった不安もありますが、除染するためには汚染物と汚染土壌を取り除かなければならないことと、仮置き場の必要なことを伊達市は市民に丁寧に説明されて理解を求めています。

行政への信頼が平時から培われているかいないかが、除染作業の進捗にも影響します。原発被災地のなかには仮置き場の確保ができていない自治体が多くあります。
1軒の家から30袋の汚染物・汚染土壌が出ます。汚染土壌は、土質・汚染度合いによって掘る深さが違い、一律にはいかないので、深く掘るところと浅いところとで、手を抜いているような誤解を得やすいとのことでした。

 袋の表面では3マイクロシーベルトの放射線量がありますが、2メートル離れると4分の1、3メートル離れると9分の1に下がります。セシウムは距離の2条に反比例して弱まるようです。

そして自然界にもともと放射線が存在しているので、それ以下に下がることはありません。

また、3マイクロシーベルトの袋が10個集目られれば放射線量が10倍になると考える人もおられるそうですが、3マイクロシーベルトより高くなることはありません。

この仮置き場はまだ集積途中ですが、仮置き場から放射能が漏れ出さないように覆いをして排水などを集めるなどの工事も必要になります。