2年前、フランクフルトに行った時も、ヒュンダイの大きな看板に圧倒されましたが、サムスンにLGと、それに中国企業も加わって、日本企業の影が薄くなっているのを実感しました。
また、空港で最初に目に止まった自動車のエンブレムがヒュンダイだったので、バスに乗っている時も、どこのメーカーの自動車が多いかも気に留めながら見ていました。
幸いイタリアは路上駐車の国(ヨーロッパ共通)であり、歩いているときも 車は自然に目に入ります。
日本では、それほど外車を見ません。ですが、イタリアもそうでしたが、他のヨーロッパの国でも他国の車の比率は高く、バラエティに富んでいます。
しかし、バラエティに富んでいるといっても、 イタリアのメーカーであるフィアットの車が一番多く(といっても2割ぐらい)、次ぎにはドイツ車が続き、フォードやルノーやシトロエン、そのあとにヒュンダイ、日本車が続きます。
また、高級車ではベンツが筆頭で、その分野では日本車の存在感は感じられなかったのが残念でした。
2年前、フランクフルトに行ったときも、車は注意して見ていました。
フランクフルトでは、半分以上がドイツ車(VW、BMW、アウディ、ベンツ)で、フォード、ルノー、フィアットが続き、日本車は全てのメーカー合わせて1割もなかったと思います。
同じく2年前、ロンドンでもドイツ車の割合が高く、次にはフォードが多かったと思います。
日本車はフランクフルトより少しは多かったですが、日本での報道やイギリスに日本メーカーの工場が集中していることから思い描いていたほどではなく、また、高級車は圧倒的にベンツが多く、レクサスは数台見かけた程度でした。
2年前のまだ円安であった頃、日本車は円安によって売れていて、そして、今は円高だから売れていないのか?
イギリスを中心に製造されているヨーロッパ製の日本車は、通貨の影響よりも、景気の影響を受けていると思いましたが、日本車も韓国車も車のステータスは高くはないようで、イギリスは日本と同じ右ハンドル左側通行ですが、ロンドンの高級住宅街では右ハンドルのベンツなどのドイツ製の高級車を多く見かけました。
やはり、百聞は一見に如かずです。今後円安になっても、日本車がシェアを広げて飛ぶように売れることはないと思いました。