2013/02/02

椎川忍先生講演会・対話交流会

京都もやいなおしの会とteftec会の共催で、亀岡市役所市民ホールにて開催された「椎川忍先生講演会・対話交流会」に参加しました。

平成20年に、総務省地域力創造審議官(当時)の椎川さんが、持論としていた公務員の地域活動や社会貢献活動を促進するために「地域に飛び出す公務員ネットワーク」を立ち上げられ、活動されていることは地域に飛び出す公務員を応援する首長連合サミットin福島に書きましたが、退官後も、椎川さんは全国を精力的に講演で飛び回って普及に努めておられます。


まずは公務員が地域に出ていき、職員の姿勢や職員の体質を変えていかなければ、「住民協働」もただの仕事の押しつけと思われてしまう。役所だけがうまくいけばいいではなく、地域が良くならなければいけない。・・・椎川さんの強い思いが伝わります。

柳田國男に発する内発的発展の考えと、小田切徳美さんとのネオ内発的発展論に触れながら、人生90年時代の仕事以外のライフワークを培うことなどを話されました。椎川さんは本もよく読まれ勉強されています。


椎川さんの講演後、府内各地からの7人の報告。
舞鶴市職員山本さん、商店街活性化の取り組みの報告。「ゆるりと」はまちなか商人「逸品」活用促進事業の事業報告書です。

南山城村森本さん、廃校木造校舎の日常的な利活用を促進するための再利用でつくりあげたものづくり施設「は・ど・る」。メディアへの露出などの積極的な取り組み。

人口増への取り組み、20年ぶりに人口増。南山城村を知ってもらうことからはじめる情報発信の拠点づくり。

他にも低迷する緑茶生産農家の「なんとかしてくれ」という声からの「南山城紅茶プロジェクト」など、地域との人間関係・信頼関係から暮らし続けることができるまちづくりへの取り組み。

亀岡市田中さん、「亀岡カーボンマイナスプロジェクト」竹林の竹を炭にすることでより簡易に荒れ果てた竹林を整備。

京都府小川さんと、京丹波町広野・大簾活性化委員会片山さん、共に育む「命の里」事業と、広野・大簾の事例。

向日市里見さん、職員自主勉強会の立ち上げ「美職倶楽部」。

福知山市松井さん、福知山市職員自主研究会の取り組み。地域づくり活動への参加。

それぞれのテーブル(8人程度)に分かれて講演、府内各地からの7人の報告を受けた後のオフサイトミーティング。

私が参加した3班のオフサイトミーティングでの意見。

懇親会、府内各地の地域に飛び出す元気な公務員の方と情報交換をさせていただきました。みなさん前向きで活力がありました。

今回、京丹後市の職員が一人も参加していないのは残念でしたが、今後に期待して行きたいと思います。