まずは公務員が地域に出ていき、職員の姿勢や職員の体質を変えていかなければ、「住民協働」もただの仕事の押しつけと思われてしまう。役所だけがうまくいけばいいではなく、地域が良くならなければいけない。・・・椎川さんの強い思いが伝わります。
柳田國男に発する内発的発展の考えと、小田切徳美さんとのネオ内発的発展論に触れながら、人生90年時代の仕事以外のライフワークを培うことなどを話されました。椎川さんは本もよく読まれ勉強されています。
椎川さんの講演後、府内各地からの7人の報告。
舞鶴市職員山本さん、商店街活性化の取り組みの報告。「ゆるりと」はまちなか商人「逸品」活用促進事業の事業報告書です。
南山城村森本さん、廃校木造校舎の日常的な利活用を促進するための再利用でつくりあげたものづくり施設「は・ど・る」。メディアへの露出などの積極的な取り組み。
人口増への取り組み、20年ぶりに人口増。南山城村を知ってもらうことからはじめる情報発信の拠点づくり。
他にも低迷する緑茶生産農家の「なんとかしてくれ」という声からの「南山城紅茶プロジェクト」など、地域との人間関係・信頼関係から暮らし続けることができるまちづくりへの取り組み。
亀岡市田中さん、「亀岡カーボンマイナスプロジェクト」竹林の竹を炭にすることでより簡易に荒れ果てた竹林を整備。
京都府小川さんと、京丹波町広野・大簾活性化委員会片山さん、共に育む「命の里」事業と、広野・大簾の事例。
向日市里見さん、職員自主勉強会の立ち上げ「美職倶楽部」。
福知山市松井さん、福知山市職員自主研究会の取り組み。地域づくり活動への参加。
それぞれのテーブル(8人程度)に分かれて講演、府内各地からの7人の報告を受けた後のオフサイトミーティング。