2013/02/11

キッサンクルマ保育園

ポルヴォー市研修の続きです。ポルヴォー市のキッサンクルマ保育園を訪れました。(保育園ですが、配慮して子どもたちの写真は一切とっていません。)

フィンランドでは、有給の育児休暇が3年あり、小学校に上る前の1年は幼稚園がありますが、育児休暇後の幼稚園と期間をそれぞれ個人の事情に合わせて、保育園、家庭保育園、デイケアセンター、グループケアなどから選択します。

キッサンクルマ保育園は、1876年に建てられた民家を利用しているので暖炉なども残っています。

 保育園は1年中休みなく開いています。しかも、主に、シフト制で働いている人に対応するために午前5時半から午後10時まで開いていて、開いている時間の内、最大10時間預けることができます。

 民家を活用していますが、子どもたちはフィンランド語の2クラスとスウェーデン語の2クラスで、合計80人が通っています。

 広い庭ですが、運動会ができるような園庭ではありません。


職員数は24人で、20人の子どもに3人の保育士が配置されるようになっています。

手厚く配置されているので、発達障害などの早期発見早期対応も徹底されています。子どもを大切に考えていることがよくわかりました。


 長時間保育が多いため、給食については、1日に数回提供することも必要となりますが、近くの学校で調理されたものが提供されています。


 子どもたちがお昼寝をしている間に、次の準備をされています。





 病後児保育にも対応しています。