フランス見聞録④
EUの農業市場の自由化は1992年から始められています。
農家への条件付きの個別所得保障と機械化補助金などで、20年以上農業の大規模化が進められてきました。
フランス大規模農家のジャガイモ栽培について説明を受けました。
このジャガイモ畑の面積は230ヘクタール。
北海道でも見ることがないほど、はるか先までジヤガイモ畑が延々と続いています。
この大規模農家は2000ヘクタールの農地で栽培をしており、完全なローテーション栽培で、次にこの土地でジャガイモを栽培するのは5年以上先になるそうです。
農業の機械化・大規模化が効率的に取り組める平地の農地では、農地は政策的に大規模農家に次々に集約されて農家数は激減。多くの農家が農業をやめざるを得ず、仕事がないので農村を離れ、人口減少を起こしています・・・しかし、フランスでは過疎は深刻に考えられていません。
仕事が無い場所に人が住まないなことは問題ではない・・・では、日本は?