輸出促進でやってることが違いませんか?(フランス見聞録⑱)
〇〇省が三菱総研に丸投げして(あちらの方の表現)ドイツで開催された日本の飲料・食品等の輸出促進のための大規模な見本市について聴いた話。
ドイツの見本市がなぜフランスと関係があるのか、いぶかしく思われるかもしれませんが、これが大ありなのです。
ドイツの見本市を任された三菱総研は、当初ドイツの関連企業などと調整を進めたが折り合いをつけることができず出店を拒否され、困り果てて最終的にフランスの企業と契約することで見本市を開催することができました。
三菱総研の報告書では来場者も多く、日本の飲料・食品等の認知も図れたことになっていますが・・・フランスの方いわく、何でもただで食べれれば人を集めることぐらい誰でもできる。試食をしてけなす者が少ないのも当たり前!
問題は、商品の詳しい説明を求められても「分からない」としか答えようがなく、どこで買えるのかと聴かれても「ここでは売ってない、買えない」としか答えようもなく、輸出促進のためのイベントでありながら販売促進には全くつながらない、イベントをすることが目的であるかの内容であったこと。
一過性のイベントでおわりで、あとに何もつながらないのに、なぜ日本政府はたくさんの予算を使うのか?
イベントで人を集めるだけが目的なのか?
・・・聴いてて耳が痛かった。