2014/05/12

京都は✕ 高知は◯(フランス見聞録⑧)

フランス見聞録⑧ 京都は 高知は◯

昨年10月のJA京都の広報誌「ぱあとなぁ~」にベルサイユ宮殿で食す京野菜という特集が書かれていた。
以下、広報誌には書かれている。・・・・・パリ郊外のベルサイユ宮殿の一角にある「王の菜園」で、今年も京野菜の収穫を無事に迎えることができました。この取り組みはJAグループ京都が昨年から始め、2年目となります。今年は京野菜や宇治茶、日本酒の更なる認知度の向上と世界ブランド化の確立に向け、ベルサイユ宮殿の「チャペルの間」を特別に貸し切り、フランスの料理人と政府関係者を招いて、京野菜を国際的にアピールする展示会と晩さん会を盛大に開催しました。・・・・・これを読んでも何も問題はないのだが・・・・・

フランス側の視点から指摘を受けました。
「参加者の3分の2が日本人で、しかも身内の幹部や政治家の接待を優先して、フランス人のシェフやスタッフへの心配りがなってなかったが、これでどうしてアピールになると思うのか?
なぜ、広く伝わるように市場の調査や京野菜の試食会などをしないのか?
フランス人が何を感じるのか、ヴェルサイユ宮殿を特別に貸しきることが一般のフランス人の見学者などに良い印象をあたえると思っているのか?
お金をたくさんかけて、観光旅行や食事会が目的なのか?
日本のマスコミはマナーやエチケットを知らないのか?・・・」

これに対して、高知県は、地道に試食会やフランス人のネットワークを活用して、あまりカネを使わずに県のブランド化に成功している。
柚子はフランスでも認知されいるし、高知県は日本における「南仏のリゾート地」のようなイメージを持たれている。

郷に入れば郷に従え!
フランス人の意見を聞くべきだろう。