29日午後、盛議員にご案内いただき、生ゴミの堆肥化に取り組むNPO法人「はちがめプラン」を視察しました。お忙しいなか、福田理事長から説明を受けました。
佐賀大学の支援を受けられています。
理事長の福田さんです。
生ゴミが搬入され、鉋屑と混ぜられます。鉋屑と混ぜるため、発酵には100日以上かかります。
発酵がはじまり湯気が上がっています。
これはBDF化できない廃油を堆肥化するための初期発酵槽です。
発酵槽に移します。発酵によりなかの温度は75度になっています。
中に空気を入れるために攪拌する機械です。
地域通貨による、堆肥と野菜の循環が進められています。
2012/11/30
2012/11/29
伊万里市議会研修会講師
朝9時30分から、12時過ぎまで、伊万里市議会議員有 志の研修会において、「議会改革から見えてきたこと(目 指すべき開かれた議会)」という演題で講師を勤めさせて いただきました。
京丹後市議会でかかわった議会改革と議会基本条例の運用 について1時間30分ほど話させていただき、その後は途 切れることなく熱心な質疑が続きました。講師を引き受け させていただいた甲斐がありました。
伊万里市議会の議会改革を応援していきたい!
京丹後市議会でかかわった議会改革と議会基本条例の運用
伊万里市議会の議会改革を応援していきたい!
唐津くんち~曳山博物館
28日、盛議員にご案内いただき、唐津曳山展示場を見学しました。
唐津くんちは、唐津神社の秋季例大祭です。祭り期間中の人出はに50万人を超えます。
曳山展示場で上映されていた祭りのビデオです。
唐津神社に一番曳山が奉納されたのが1819年とあり、唐津くんちは歴史のある祭りです。
以降次々と奉納され、現在残っているのは14台の曳山です。
唐津くんちは、唐津神社の秋季例大祭です。祭り期間中の人出はに50万人を超えます。
曳山展示場で上映されていた祭りのビデオです。
唐津神社に一番曳山が奉納されたのが1819年とあり、唐津くんちは歴史のある祭りです。
以降次々と奉納され、現在残っているのは14台の曳山です。
2012/11/28
伊万里市図書館
伊万里市の盛議員にご案内いただき、伊万里市図書館を見学させてもらいました。
高い評価を受けている図書館で、利用者のことを考えた細やかな工夫に感心しました。ただ漫然と見学していたなら見落としていただろう細やかな工夫を盛議員の説明を聞くことで一つ一つ納得しながら、設計に利用者の声がしっかり反映していることを感じました。
高い評価を受けている図書館で、利用者のことを考えた細やかな工夫に感心しました。ただ漫然と見学していたなら見落としていただろう細やかな工夫を盛議員の説明を聞くことで一つ一つ納得しながら、設計に利用者の声がしっかり反映していることを感じました。
地域の再生エネルギー利用の状況
26日の再生エネルギー塾では、千葉大学の特任講師で千葉エコ・エネルギー(株)の代表取締役の馬上丈司氏を講師に「地域の再生エネルギー利用の現状」について学びました。
「太陽光発電の試算」に続く2回目です。
再生可能エネルギーの集計結果です。ここには大規模水力発電は含まれていないので、大規模水力を含めると、10%程度が日本の再生可能エネルギーの総量となります。(ただし、能力だけで実際のエネルギー供給量について公開されていないものがあることや、熱供給量についてはきていがむずかしいとのことでした。)
電力供給の内訳です。
固定価格買取制度以降、メガ・ソーラーへの投資が活発です。一例として、岡山県瀬戸内市では、250メガワットの計画について話があり、総事業費が700億円に上ること。それでいて原発1期の4分の1の発電能力しかないこと(実際の発電量はさらに少ない)、しかも25~30年しか稼動できないこと。廃棄処理について何も決まっていないこと、あまり地元にお金が落ちないことなど多くの問題があることが指摘されました。
固定価格買取制度について政策的に見直しが入る懸念があるとのことでした(ドイツなどでも見直されて引き下げられています)。
再生可能エネルギーによる電力供給が進められていますが、日本で使われている化石燃料のうち、電力に使われているのは事業用・自家用合わせて36%に過ぎません。
原油消費量の推移です。原油に依存していることがわかります。あわせてオイルショック以降に原子力発電や天然ガスなどが増加していることを考えると、エネルギーの消費は増加しています。
次に石炭の消費量です。発電のための石炭使用量が1980年から右肩上がりで増加しています。1980年に比較して8倍の水準です。
ドイツでは、脱原発の代替エネルギーとして天然ガスによる発電にシフトすることが決定していますが、日本は原子力に力を入れていたので、火力の技術革新が遅れ(発電効率が低い)、天然ガスについては後進国になっています(携帯電話のようにガラパゴス化なのでしょうか、地熱についても遅れています。)。
「太陽光発電の試算」に続く2回目です。
再生可能エネルギーについて、国は統一したデータベースを持っていません。そのため、データベースをつくることからはじめられています。
電力供給の内訳です。
固定価格買取制度以降、メガ・ソーラーへの投資が活発です。一例として、岡山県瀬戸内市では、250メガワットの計画について話があり、総事業費が700億円に上ること。それでいて原発1期の4分の1の発電能力しかないこと(実際の発電量はさらに少ない)、しかも25~30年しか稼動できないこと。廃棄処理について何も決まっていないこと、あまり地元にお金が落ちないことなど多くの問題があることが指摘されました。
固定価格買取制度について政策的に見直しが入る懸念があるとのことでした(ドイツなどでも見直されて引き下げられています)。
再生可能エネルギーによる電力供給が進められていますが、日本で使われている化石燃料のうち、電力に使われているのは事業用・自家用合わせて36%に過ぎません。
原油消費量の推移です。原油に依存していることがわかります。あわせてオイルショック以降に原子力発電や天然ガスなどが増加していることを考えると、エネルギーの消費は増加しています。
次に石炭の消費量です。発電のための石炭使用量が1980年から右肩上がりで増加しています。1980年に比較して8倍の水準です。
ドイツでは、脱原発の代替エネルギーとして天然ガスによる発電にシフトすることが決定していますが、日本は原子力に力を入れていたので、火力の技術革新が遅れ(発電効率が低い)、天然ガスについては後進国になっています(携帯電話のようにガラパゴス化なのでしょうか、地熱についても遅れています。)。
2012/11/27
太陽光発電の試算
26日の再生エネルギー塾では、千葉大学の特任講師で千葉エコ・エネルギー(株)の代表取締役の馬上丈司氏を講師に「地域の再生エネルギー利用の現状」について学びました。
内容を2回に分けて、まず「太陽光発電の試算」について書きます。
政策誘導で売電価格が高いため、メガ・ソーラーなどへの投資が起きていますが、ドイツなどと同じく政策の見直しが入る懸念があります。
試算の前に、太陽光発電に適した条件について。
まず、1点目、日照時間が長いことが必要です。馬上氏は研究にもとづき、年間日照時間1700時間でも薦ないと明言(日本国内の日照時間は2200時間から1300時間で、京都市で1700時間)。
2点目、日射量が多いこと(これはNEDOに各地域のデータがあり参照できます。)。3点目、南向けに開けた地形で影になるものがないこと。日照時間が長くても直接日光が届かなければならず、しかも、少なくとも20年間は影ができないことが必要です。
4点目、地盤が安定していること。長期間設置することため、山の斜面や水田(耕作放棄地)は適さない。
5点目、年平均気温が高くないこと。気温が高くなると発電効率が落ちます。屋根の上につけると、夏場は熱のため発電効率はグッと落ち、春と秋しか効率的な発電はしない。
6点目、大雪が降らないこと。雪がかぶる状況や除雪が必要な場所には適しません。
他にも、メンテナンスがしやすいことや、20年以上活用できることなど条件はたくさんあります。
上記の条件だけで、京丹後市には全く適さないことがわかります。
班に分かれて、コンピューターソフトを使って試算します。
発電容量1メガの太陽光発電施設を京都市内に建設すると仮定して試算します。
PVsystというソフトを使います。
京都市を入力すると日照時間が出ます。
その他の条件を順を追って入力していきます。時間内に試算するため、周囲500メートルに一切何もない南向きの絶対条件としています。
すべてを入力すると設置コスト、発電量、発電収入などが計算されます。
メンテナンスは必要ないと思っていましたが馬上氏によると、1メガクラスになると、メンテナンスに年間最低400万円はかかるとのことでした。
この試算以外にも土地の賃借料(もしくは固定資産税)、他にも事業税や保険などのコストも必要となります。また、25~30年後の廃棄費用については、毎年積み立てが必要となります。
しっかり試算することが必要で、甘い話には安易に乗らないことです。
内容を2回に分けて、まず「太陽光発電の試算」について書きます。
政策誘導で売電価格が高いため、メガ・ソーラーなどへの投資が起きていますが、ドイツなどと同じく政策の見直しが入る懸念があります。
試算の前に、太陽光発電に適した条件について。
まず、1点目、日照時間が長いことが必要です。馬上氏は研究にもとづき、年間日照時間1700時間でも薦ないと明言(日本国内の日照時間は2200時間から1300時間で、京都市で1700時間)。
2点目、日射量が多いこと(これはNEDOに各地域のデータがあり参照できます。)。3点目、南向けに開けた地形で影になるものがないこと。日照時間が長くても直接日光が届かなければならず、しかも、少なくとも20年間は影ができないことが必要です。
4点目、地盤が安定していること。長期間設置することため、山の斜面や水田(耕作放棄地)は適さない。
5点目、年平均気温が高くないこと。気温が高くなると発電効率が落ちます。屋根の上につけると、夏場は熱のため発電効率はグッと落ち、春と秋しか効率的な発電はしない。
6点目、大雪が降らないこと。雪がかぶる状況や除雪が必要な場所には適しません。
他にも、メンテナンスがしやすいことや、20年以上活用できることなど条件はたくさんあります。
上記の条件だけで、京丹後市には全く適さないことがわかります。
班に分かれて、コンピューターソフトを使って試算します。
発電容量1メガの太陽光発電施設を京都市内に建設すると仮定して試算します。
PVsystというソフトを使います。
京都市を入力すると日照時間が出ます。
その他の条件を順を追って入力していきます。時間内に試算するため、周囲500メートルに一切何もない南向きの絶対条件としています。
すべてを入力すると設置コスト、発電量、発電収入などが計算されます。
メンテナンスは必要ないと思っていましたが馬上氏によると、1メガクラスになると、メンテナンスに年間最低400万円はかかるとのことでした。
この試算以外にも土地の賃借料(もしくは固定資産税)、他にも事業税や保険などのコストも必要となります。また、25~30年後の廃棄費用については、毎年積み立てが必要となります。
しっかり試算することが必要で、甘い話には安易に乗らないことです。
小水力発電フィールドワーク
11月12日からほぼ隔週で開催されている再生可能エネルギー塾に参加しています。25日には「小水力フィールドワーク」がありました。
まずは、大宮町延利の「駒返しの滝発電所」です。この発電所は近くにある2戸の住宅に送電線が来るまで電気を供給していました。このリッター水力発電機が3代目の発電機です。
ちなみに、発電機本体は170万円で、総額270万円の費用がかかっています。
旧発電機を動かすために発電所が設置されたため発電水流の落差が20メートルあり、リッター水力発電機にとっては3倍の過剰な水量があります。
発電所の200メートル上流にある取水口です。ゴミが入らないように金網でガードされていますが、金網にゴミが付着するためこまめに掃除が必要です。
中間の貯水槽。どうしても砂などが流れてくるので、砂で下流のパイプが詰まってしまわないように一旦水をため、砂を沈下させます。泥抜きパイプも新たに改修されています。
発電所に落水させるタンクです。
旧と新の2本のパイプが並んでいます。新パイプについては、安いものを使い取り替えていくほうがコスト的には良いそうですが、行政から10年保証のパイプを要求され、非常にコストが掛かったそうです。補助金が絡むと高くつきます。
この事例では旧来からの水路を使っているので、新たに取り組む参考事例というにはあまりふさわしくないのではないかとも思いましたが、まだまだ京都府下では実際に稼働している事例がないので、フィールドワークとしては良かったのではないかと思います。
以上でリッター発電機のフィールドワークを終え、福知山市夜久野町畑地区へ移動しました。
畑地区は20の集落が谷に沿って点在する過疎・高齢化が進む限界集落です。
はじめに、府の職員として長年林業に関わってこられた金澤さんから、林業の現状を含めて、地域活性化への思いを聴きました。
区長をされている中島さんから、 地域の現状と課題について、特になぜ地域で小水力発電に取り組もうとしているのか、その熱い思いを聴きました。
25年度には、地区として小水力発電の事業に取り組む計画で、準備に取り掛かろうとされています。
小水力の計画策定に必要な地域の河川踏査と水流量測定について、岡山さんより説明。
流量測定ワークショップ1
流量測定ワークショップ2
流量測定ワークショップ3
地域河川踏査で、支流を上流に向かって調べます。
今回のフィールドワークでは、小水力発電に取り組む前提となる計画を策定するために必要な流量調査などの基礎を学びました。
処理されない間伐材。
河川に覆いかぶさっている間伐材の枝。山林の厳しい現状も拝見しました。
ちなみに、発電機本体は170万円で、総額270万円の費用がかかっています。
旧発電機を動かすために発電所が設置されたため発電水流の落差が20メートルあり、リッター水力発電機にとっては3倍の過剰な水量があります。
発電所の200メートル上流にある取水口です。ゴミが入らないように金網でガードされていますが、金網にゴミが付着するためこまめに掃除が必要です。
中間の貯水槽。どうしても砂などが流れてくるので、砂で下流のパイプが詰まってしまわないように一旦水をため、砂を沈下させます。泥抜きパイプも新たに改修されています。
発電所に落水させるタンクです。
旧と新の2本のパイプが並んでいます。新パイプについては、安いものを使い取り替えていくほうがコスト的には良いそうですが、行政から10年保証のパイプを要求され、非常にコストが掛かったそうです。補助金が絡むと高くつきます。
この事例では旧来からの水路を使っているので、新たに取り組む参考事例というにはあまりふさわしくないのではないかとも思いましたが、まだまだ京都府下では実際に稼働している事例がないので、フィールドワークとしては良かったのではないかと思います。
以上でリッター発電機のフィールドワークを終え、福知山市夜久野町畑地区へ移動しました。
畑地区は20の集落が谷に沿って点在する過疎・高齢化が進む限界集落です。
はじめに、府の職員として長年林業に関わってこられた金澤さんから、林業の現状を含めて、地域活性化への思いを聴きました。
区長をされている中島さんから、 地域の現状と課題について、特になぜ地域で小水力発電に取り組もうとしているのか、その熱い思いを聴きました。
25年度には、地区として小水力発電の事業に取り組む計画で、準備に取り掛かろうとされています。
小水力の計画策定に必要な地域の河川踏査と水流量測定について、岡山さんより説明。
流量測定ワークショップ1
流量測定ワークショップ2
流量測定ワークショップ3
地域河川踏査で、支流を上流に向かって調べます。
今回のフィールドワークでは、小水力発電に取り組む前提となる計画を策定するために必要な流量調査などの基礎を学びました。
処理されない間伐材。
河川に覆いかぶさっている間伐材の枝。山林の厳しい現状も拝見しました。
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