2012/01/23

横石知二さんのTweetsから(2)


 横石さんのTwittterは良く拝見しています。最近共感したつぶやきです。

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 「人は、居場所と出番が見つかれば『やってみよう』という前向きさが出てくる。このことを葉っぱのおばあちゃん達が教えてくれた。」

 「日本は世界でも最低の起業家を目指す人が少ない国になってしまった。安定を求める指向が強いからだ。葉っぱのおばあちゃんの方がよっぽど起業家精神があるよなあ。」

 「日本に必要な人は、強引なリーダーではなくリーダー型プロデューサーだと思う。マネージャー型の人は、たくさんいるが、尊徳さんがおらんよなぁ~。」

 「なんでもしてくれるでなくやってみようよ。いまの日本に必要な人は、二宮尊徳さんやな。全国あちこちに尊徳さんをつくろうよ。」

 「田舎で事業するには、謙虚のリュックを背負って歩かなあかん。このリュックが実に重いもんなんや。」

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 二宮尊徳は江戸時代末期に活躍し、相馬藩、烏山藩や600を超える農村を窮乏から救済し復興させています。

 尊徳は、藩や村の復興計画を立てるに際しては、過去数十年にさかのぼって、毎年の支出、人口の増減や、農作物の収穫量の変動、田畑の荒れ具合を緊密に調べ、周到なデータを分析したうえで、合理的・科学的に立案しています。

 また、がむしゃらに働くことを良しとはしていません。つくることの指導だけでなく、売るための指導もしています。

 そして、同じように、現在の行政も周到なデータの分析が必要だと思っています。データのないところに計画はなく、計画のないところに行政はないと思うのですが、データの重要性が必ずしも理解されていないように思います。(データの改ざん、隠ぺいなど、悪質な事例もあります。)

 封建時代ですら精神論では復興できなかったのですが、行政には根拠なき精神主義があるように見えます。

 民間では、何もしなければお金が入ってきませんが、行政では、放っておいても税金が入ってくると思っているかのような甘い感覚があるように思います。少なくとも、民間のリスクや痛みを理解できておらず、これを変えていく必要があります。