今日の議会運営委員会は、3月議会で委員会に付託された議員報酬削減の審査でした。
提案者は奥野議員で、削減の内容は特権であった議員年金の廃止に伴い、報酬より引き落としされている議員年金掛け金相当額、60,000円を引き下げ、議員報酬を320,000円とするものです。
私も3期12年以上で支給となる議員年金は特権であることと、国会議員の年金がすでに廃止にとなっているなか地方議員の年金だけが存続する理屈がないこと、そしてもうすでに地方議員年金が財政的に破たんしていることなどから、予てから議員年金は廃止すべきだと考えていましたが、だからと言って議員年金が廃止になるから即その金額を減額すべきだとは考えていません。年金と言いながら他の年金制度と大きく違い、在任3期未満の議員の場合、報酬から引き落とされた掛け金が議員に戻されます(在任年数により戻る割合は違います。)。
議員となった者を国が法律で強制して議員年金に加入させていたのだから、まず議員年金廃止により必要がなくなる自治体の公費負担を廃止すべきだと思います。その公費負担は1805万円もあり、議員1人当たり75万円となります。
次の段階として、京丹後市の財政の状況や経済の状況と議員のあるべき活動を踏まえて議員の報酬はいくらであるべきなのかを政務調査費、議員定数を含めて議論するなかで、答えを出すべきだと思います。