2011/07/08

妻の交通事故、不幸中の幸い (8日追記)

 17時41分、妻に電話をかけると、様子がおかしい。「ごめん、事故した。」事故直後だった。
 
 怪我の有無と事故の相手の有無を確かめると、出血するような怪我はしていないようだが痛みはあり、自損事故のようだったので、警察に電話をするように言って、谷内バイパスでの自損事故なら軽い事故ではないと考えて自動車屋に電話するとともにすぐに事故現場に向かう。

 奥大野バイパスから谷内バイパスに入るとすでに渋滞が始まっていた。峰山方面に向かって帰宅の途中であったはずなのに渋滞車線が反対なので、自損事故にしてもおかしいなと思いながらも、なかなか進まない。

 ようやく車が見えると、車は左前輪が食い込み動かない状態で一回転して反対車線に止まっている。

 歩道にうずくまっている妻を発見し、車を止めて走り寄る。外見は大きなけがをしていないようだが、車の傷みようからすると相当の衝撃があったはずなので、痛みのあるところを聞き、救急車が来ることを確認して、警察の到着を待つ。

 警察が到着し事故の状況を説明していると救急車も到着。妻は中央病院へ搬送された。

 貴重品だけを事故車両から出して、あとは自動車屋に頼んで中央病院に向かう。

 中央病院での診察の結果は、胸骨にひびが入っているが、肺などの臓器に内出血などの異常はないとのことでほっと安心。今日のところは痛み止めをもらって帰り、また、明日診察を受けることになった。

 それにしても当たる角度がもう少し悪ければ、大怪我をしていただろうし、また、反対車線を車が走行していたなら、他人を巻き込んで大怪我をしていただろうと思うと、車を廃車にしただけで済むなら不幸中の幸いと思わねばならない。自宅への帰りの車中で妻は謝っていたが、家に帰れるぐらいの怪我で済んだことに感謝なければならない。



 8日、車の中を片付けに行き、改めて車を見ました。左の前の痛みはひどく、衝撃に圧されてフロントガラスは割れ、前輪はパンクし助手席側のタイヤカバー接触して助手席のドアは開かなくなっていました。

 左の前輪タイヤの部分がぶつかり衝撃を吸収しさらに車が180度回転したのでまだ軽いけがで済んだのだと思います。もし、もうすこし右側にぶつかっていたら、エンジンに当たり足が運転席で挟まれていたかもしれません。他人を事故に巻き込むことなく大怪我をせずに済んだことに改めて不幸中の幸いを思いました。

 また、自動車屋さんの話によると、エアバッグが作動しているのでそれだけでも修理費は高く、シャーシがひずんでいるので、保険は全損の査定になるだろういうことでした。

 新たに通勤用の車を考えなければならないのは頭いたですが、中国の教えに「銭財身外之物、生不帯来死不帯去」という言葉があります。財産(物)、名誉は生まれたときについてくるのでもなく、死ぬときに持っていけるものではないから、何よりも自分を大切にして楽しく生きなさいという意味で、「身外之物」を無くしても落胆することなく強く生きていかねばならないという人生への戒めでもあると思っています。この教えをこれからも大切にしていきたいと思いました。