溝畑宏氏といえば、自治省からの出向した大分県でワールドカップを誘致し、大分トリニータの躍進に手腕を発揮し、2008年にはJリーグカップ優勝に導きますが、翌年財政的に破綻し、その責任を取って社長を辞任して観光庁長官になっています。
ネットで調べても毀誉褒貶の激しい人ですが、どういった話をされるか興味もありました。
上司の批判をするぐらいなら、自分の思いを実現するためにも上司に取り入る方策を考え、尻を出し、○毛を燃やしたことや離婚したことなども話されていたので、「はたで見ても気味が悪くなるほど平松知事にゴマをすった」といわれているのは本当だろうと思いました。
夢の実現のためには、綺麗事ばかりですまない現実があるとは思いますが、自分の夢実現のためには後を焦土にしてしまうのも厭わないのでは・・・夕張市の中田市長が背伸びをして実力以上の投資をして、一時だけ観光政策が全国の脚光を浴びたのと一緒で、残された後の悲惨さを思うとその点では評価できないと思います。
ですが、実現する苦労をされているだけに、その体験談には聞くべき部分がありました。しかし、体験談があまりに長いので、きょうは、溝畑氏の体験談で終わるのかと思ったら、かなり後半になってから前観光庁長官としての観光による地域活性化の話もありました。