2012/05/08

大暴落1929(電車の中で読んだ本2)

きょうは、9時に京都府東京事務所を訪ね、山内所長と選挙に関連した近況などを懇談しました。

 そして、佐藤議員事務所にあいさつに立ち寄った後、谷垣議員事務所を訪ね、四方秘書と話し、その後、自民党本部を訪ね、総裁室で谷垣総裁と30分程度懇談の時間をいただきました。

 それから、ニノ湯議員事務所を訪ね、ニノ湯議員と昼食しながら懇談させていただき、最後に西田議員事務所を訪ね、西田議員と懇談をしました。

 西田議員からは、勉強するならまずこの本を読めと、「レジーム・チェンジ」をいただきました。帰ってからじっくり読ませていただきます。


 さて、帰りの新幹線でも本を読みました。ガルブレイス著「大暴落1929」です。
 一般的には、1929年10月24日のニューヨーク証券取引所での株価の暴落をきっかけに、世界恐慌へ向かったと認識されています。

 本書では、大暴落に先立つ投機ブーム、時代の空気感、暴落に向かう予兆、当日のマーケットの動き、なんとか買い支えようとする銀行家、遅れる現状認識、パニックの際の群集心理、暴落がもたらす様々な影響が詳細に書かれています。

 愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶと言います。過去の歴史の教訓から学ぶことができるので、1955年の初版以来ロングセラーとなっている本でもあります。

 投機ブームの渦中にあっては、終わりの時が来たことを判断することは難しく、甘い現状認識が暴落に対する対応を遅らせますが、いずれバブルは何かをきっかけに弾けます。この本の出版後も繰り返し暴落が起きています。

 ガルブレイスは警告しています。『政府は国民を安心させようと決まり文句をいうだろう。市場があやしい雲行きになったときの常套句「経済は基本的に健全である」とか「ファンダメンタルズは問題ない」というものだ。この台詞を聞かされたら何かがうまくいってないと考えるほうがいい。』