サン・セバスチャン・・・スペイン、バスク地方の人口18万人のまち。
豊富な海と山の幸に恵まれながらも低迷していたまちが、たった10年ほどで生まれ変わりました。
発端は、90年代に若いシェフたちがはじめた「ヌエバ・コッシーナ(新しい料理)」という運動で、今では料理大学も誕生して世界一の美食観光のまちともいわれています。
昨年の8月29日に早稲田大学の北川先生よりまちづくりの宿題をいただいてから準備を進め、11月22日からサン・セバスチャンに研修に行き、サン・セバスチャンに4日間、他にバルビオ、サン・ジャン・ド・リュス、バイヨンヌ、ビアリッツとバスク地方の食を探求しました。
パリのシャルルドゴール空港で乗り換え、スペインのビルバオ空港に降り立った時、飛行機には日本人は僕一人しか乗っていないと思っていたら、「あなた日本人?」と高齢のご婦人から声をかけられました(今回の視察はツアーではありません)。
荷物が出てくるまでお話しをうかがうと、10日ほど日本に行っておられたそうですが、ヨーロッパに住んで50年、今はヴァイオリンの教師をされており、5年ほど前からヨーロッパの中で終の棲家を探していてサン・セバスチャンを選ばれたとのことで、まちの話も少しお聴き、期待が高まりました。
あとで聴いたら、高名な方らしく、招かれてサン・セバスチャン私立音楽院のヴァイオリン教師をされているとのことでした。
料理大学、料理教室など現地の視察では「スペイン 美・食の旅」の著者で、バスク美食倶楽部・美食コーディネーターの山口純子さんにお世話になリ、充実した視察ができました。
視察後2ヶ月が経過していますが、食のまちづくりは大きな可能性があるので、ブログにも何回かに分けてFacebookに掲載したものを加工して書いていきたいと思います。