19日の夜、Global
Vision「観光都市・京都の可能性と、世界からみた京都」〜最新ケーススタディから考えるこれからの取り組み〜に参加しました。
まずは、お坊さんの世界経済フォーラム(ダボス会議)見聞録!
お坊さんがダボス?と思った人は、日本だけの常識、世界の非常識にどっぷり浸かってます。
経済は文化や宗教の土台の上に成り立っています。
ダボス会議には政治やビジネス、金融のリーダーだけでなく、宗教指導者や市民活動家、学者など2500人余が集まり、朝7時から夜12時まで、セッションに分かれて会議をします。
日本仏教会を代表してダボス会議に参加された、妙心寺退蔵院の松山さんは、2003年に東京大学大学院農学
外国 人に禅体験を紹介するツアーを企画するなど、新しい試み に取り組み、2008年には退蔵院にてG8サミットシェ ルパ会議一行を受け入れています。
また、外国人記者クラブや各国大使館 で多数講演を行うなど、海外への日本文化の発信と交流が高く評価 され、2009年5月に政府観光庁Visit Japan 大使に任命されています。
また、2011年よからは京都市「京都観 光おもてなし大使」でもあり、僧侶の立場から熱心に京都のブランド向上に取り組んでおられます。
ダボス会議で多くの人から受けた質問は、原発ではなく「日中関係」だそうです。
世界の多くの人が日中関係に不安を抱いていることに、日本国内との温度差を感じられたそうです。
ミラノの大聖堂や、バルセロナのサグラダファミリアなど、世界の観光都市と宗教から見た精神的な視点で、文化の重みは大切。
観光はSeeingからDoing、そしてBeing。
和食はヨーロッパの味覚に合うように加工されて広まっていて、日本人を見る目も、ほんの10年前と大きく変わっている。
日本仏教の信者はヨーロッパで増えていて、スティーブ・ジョブズのように座禅などに関心が高いだけでなく、精神的な文化が求められている。
ミラノの大聖堂や、バルセロナのサグラダファミリアなど、世界の観光都市と宗教から見た精神的な視点で、文化の重みは大切。
現代社会にあって、多くの人が迷いをかかえている。
ほかにも外から日本を見ることの大切さや、視点の違いから見えてくる可能性など勉強になりました。