2014/02/04

生活保障

「生活保障」を読了しました。




各国の社会保障政策や雇用施策の成り立ちや課題が比較分析されていますが、日本は政府への信頼が低く、そのことが、北欧型の高負担・高福祉ではなく、小さな政府による格差縮小という矛盾した声を大きなものにし、結果的に格差を広げています。


著者は、雇用と社会保障の望ましい連携のあり方やベーシックインカムを論じながら、日本での生活保障の仕組みをどのように再構築すべきであるかを提示しています。