2014/01/16

ささ営農(株)

昨日、京都府京力農場づくり推進大会に参加しました。

推進大会のメインはささ営農 八木さんの講演でした。



 株式会社 ささ営農は、兵庫県たつの市笹野地区で、平成9年にほ場整備競技委員会からスタートした、集落営農型農業生産法人です。

笹野地区(下笹、上笹の2地区)ほとんどが二種兼業農家であり、82戸の農家が10000円ずつ出資して平成14年にささ営農組合を設立、国の補助事業などで機会施設を導入、地域の農業を維持発展していく手段として法人化を選択し、平成18年に株式会社化しています。

株式会社としたことで、少数の役員で迅速に意思決定が可能であること、農作物の生産だけでは限界が有るため加工等への経営多角化を進めなけれなならなかったことがありますが、農業組合法人と株式会社でふだんの運営はあまり変わりないそうです。

加工施設導入のため、82人が農地面積などに応じて59万円から22万円を増資、取引先であるMCC食品(株)にも出資をお願いしています。

国の補助金もありましたが、代表取締役の八木正邦さんの印鑑で金融機関から1億3000万円を借り入れています。

迅速な意思決定の大小に重い責任もついて回りますが、12人の社員を安定雇用するためには必要なことだと八木さんは話しておられました。誰かが明確に責任を持つことで前に進みます。組合法人では、合意するまでが難しく、限界があるというのはよくわかります。

MCC食品とのバジル加工受託までの経緯の説明がありました。有機バジルの生産からスタートしています。



安全性向上のためにひょうご安心ブランド認証食品、GAPも導入されており、信頼をもとに連携が成立しています。第3者に安心が証明できることが必要な時代になっています。