2011/09/02

決算審査(1日目)

 平成22年度決算の審査が始まりました。1日目は本会議場で全議員による連合審査を行い、すべての会計について、各議員が所属する分科会(常任委員会)の所管事務以外について質疑をしました。

 私は決算審査特別委員会では産業建設分科会に所属しているので、きょうの連合審査では、一般会計の農林水産費、商工費、土木費、それから簡易水道事業、集落排水事業、公共下水道事業、浄化槽整備事業、工業用地造成事業、水道事業の各会計については質疑はできませんが、所管外の議員による質疑を説明資料の該当事業にメモし、分科会でのより深い質疑に活かします。そして、私も所管外の事務について、IRU契約の当初予算と決算の違いや、空き家バンクでの契約成立後の移住の状況、水と緑の里づくり支援員の減員となるなかでの評価、家庭こども相談室での事業での児童虐待62件のその後の扱いなどについて質疑をしました。

 また、一般会計での総括質疑においては、平成22年度は、交付税と臨時財政対策債の合計が平成21年度と比べ、14億円増加したことや、臨時的な交付金事業により、あくまで外的要因によってあまり努力を要せずに黒字となったと思うなかで、もっと基金を積むべきであったかどうかを含め、市長の自己評価を訊ねました。

 私は当初予算の際にも質疑をしていますが、一方で、公共下水道の減債基金を大幅に取り崩しており、平成22年度の一般会計における交付税などの歳入が平成21年度よりも厳しい状況であったなら一定理解もできますが、これを取り崩せば先がないことが分かっていながら、安直に値上げが出てくると、国民健康保険の値上げの際以上に厳しい議論が必要だと考えています。

 なお、決算の審査での質疑の内容は、当初予算時に説明された事業の効果、評価、また、当初予算後の予算額、事業内容の変更の経緯などについてであり、決算の場合は予算のように修正はありえず、決算を認定するか不認定とするかの判断となります。

 この平成22年度決算では、国民健康保険事業会計と工業用地造成事業会計に強い疑問を持っています。