2011/09/03

機能別消防団員制度~現状を反映した危機管理へ

 今朝の京都新聞の記事で、綾部市消防団に機能別消防団員制度が設けられたことが報じられています。

 私も今までに一般質問で2回取り上げています。京丹後市においても、周辺地域においては、消防団員のほとんどが地域外での就労のため、昼間の災害への対応が極めて困難になっていますが、行政はそのことを認識しながら対応をしていません。

 地域には自主防災組織があり、自主防災会員には消防団OBの方も多く人材は確保できていても、それに見合うだけの資機材はなく、万一の場合、消防車庫に消防車があっても消防団員が職場で連絡を受けて帰ってくるまで役に立たないことなど、私が消防団員だったころと消防団員の構成が大きく違い、地域のなかでの自営業者が大きく減少していることから、今後もこの状況が改善することはなく見直しが必要です。

 先日、大地震を想定した防災訓練がありましたが、危機管理において大地震を想定するなら、昼間に大地震があり、消防団員が職場で地震に遭遇した場合、道路が寸断され自動車での移動が困難をきたすことが想定され、初期対応は地域で行うことが必要になりますが、水道管も破損が想定され消火栓は役に立たないことが十分に考えられ、各地域において、各地域にある消防車などを使用することができ、被害を食い止めることができる体制をつくる必要があります。

 綾部市のように現実的な判断をすることを求めます。

 (9月3日、京都新聞より)

 9月4日追記

 3日の夜、私が分団長をさせていただいていた当時の消防団長とある方のお通夜の席で一緒になり、「今朝の京都新聞を見たか?あれは絶対に必要なことだ。」と声を掛けられました。今迄にも言ってますが、実現するように全力を尽くします。