本会議場で各分科会座長より、分科会審査報告があり、座長に対して質疑もありました。
平成22年度より、国保税の値上げがありましたが、国保税値上げの条例改正は12対11の僅差で可決されたものであり、委員会の審査では、医療給付費の抑制、ジェネリック医薬品の普及促進、過年度滞納分の20%の徴収率確保、悪質な滞納者への資格証の発行など、市長は条例を議会で通すためにたくさんのコミットメントをしていました。
多くの議員が、国保税が合併協議の際に低いほうに合わされ、基金の残高から、合併後数年で国保税の引き上げが必要であることは理解していたので、早くから市長には国保税の引き上げが必要だと話していましたが、市長が先延ばししたことで値上げ率が高くなってしまったことと、滞納への対策も後手になり増加したことが、話を難しくしました。
国保税引き上げが審査された平成22年3月議会では、合併後一般会計からの法定繰入が不足していたこともわかり、不足額2億4,700万円の予算組み替え動議が提案され、可決されました。市長は組み替え動議の可決を受けて2億4,700万円を一般会計から国保会計に繰り入れて基金に積み立てましたが、それがあっても、2年以内には再値上げが必要になっています。
国保税引き上げ後に市長のコミットメントが果たされていないことから、森口議員が問題意識を持って決算不認定の反対討論をし、私を含めて10人の議員が反対しましたが、12対10で認定となりました。(成果が不足していても、しっかり取り組まれているのであれば、考えようもありますが、国保税引き上げ可決後の取り組みには誠意を感じません。)