3億1,918万円の事業費を要した上水道中央監視設備整備事業です。事業効果は、48浄水場の中央監視とその内の47施設の遠隔操作が行えることから、施設以上の早期発見、遠隔操作による早期対応ができることなどで、台風15号でもその能力を発揮しています。
しかし、気になることもあります。それは、最新の設備が改修していない施設のなかに設置されていることです。建物自体は昭和43年の建設で、その後事務所などの内部改修はなされているようですが、耐震性等は大丈夫なのか、疑問が残りました。後日調べるつもりです。
浜詰漁港(夕日葉泊地)整備 事業、平成22年度は西防波堤と物揚場の新設でした。
漁港の外海では、高波が立っていますが、漁港内の波は静かです。
防波堤に守られ、漁船が停泊しています。
ちなみに、日本の水産予算の約6割は、こういった漁港等基盤整備事業に費やされていますが、世界の情勢は大きく違い、財政破綻が懸念されているEUですら、水産予算の約9割が漁船や漁船関連に使われており、漁業の生産性の向上に寄与しております。その結果、例えばノルウェーでは漁業が輸出産業として成長し、若者に就業機会を与えるまでに復活しました。
しかし、日本では漁港が整備されても、若者に就業機会を与えるどころか、衰退しています。これは農業も同じです。農業の土木、農業用道路予算は確保されていますが、農業は衰退しています。国内だけを見て考えるのでは井の中の蛙です。
浅茂川地区の浸水対策として工事が進められている内が森第2雨水ポンプ場です。5年確立に対応とのことですが・・・