2011/06/13

一般質問

今日は、一般質問をさせていただきました。内容は以下のに要約して記載します。

1 財政について
市長が、地方財務に寄稿した「新しい時代の財政パラダイムを創る!」に書いていた、「国債は、政府にとっては借金であるが、保有する国民にとっては大切な資産である。」等の内容について、一般銀行や個人の持ち分が増えないなか国債を買い支えたのは公的資金であり、国債の保有残高は、日銀が80兆円、公的年金が100兆円、旧郵政(郵貯、簡保)が220兆円となっており、国債の発行は厳し状況にあることを認識し、京丹後市の財政についても楽天的な考え方は危険であることなどを述べました。

2 森本工業団地について           
昨年11月に完成した森本工業団地について、東日本大震災の影響があるなかで、企業立地について困難な状況となっているのではないかという懸念があり、取り組みの現状や今後の完売に向けての取り組み、他自治体の企業誘致のための独自の優遇制度を参考にした本市独自の優遇策の考えを問いました。

また、関西電力に電力の供給を受けている状況にあるなかで、原発の安全対策などから中期的に電力不足が予想されるなかでは安定操業を求める企業への支援・対応が必要であることなど、原子力の安全安心とともに企業活動を守るための中長期的に安定した電力供給への要望などの課題を問いました。

3 組織、機構改革について
  市役所職員の定員が減少する中、組織の統合スリム化は避けられない。(来年は選挙があるため)今すぐどうこうしろとは言わないが、問題意識を持って検討することは必要。問題点の洗い出しや検討はできているか。
  現在、本庁組織について分庁舎方式をとっているが、その在り方について問題意識や課題を感じているか。検討を始める必要があるのではないか。
  特に網野庁舎は年数が古く、耐震化もできていない中で、網野庁舎に入っている部局はいずれ他の場所に移らざるを得ないが、その点、どう考えているか。
  本庁、市民局とそれぞれに位置づけがある現状において、本当に今の市民局が機能していると考えているか。本庁と市民局との役割分担に問題はないか。
  業務の関係で、建設部と府の土木事務所とは密接に連携する必要があるところ、距離が相当離れており、往来しにくいと思われるが、現況や改善点についてどのように認識しているか。
  組織の統合に当たっては、事務事業のスクラップや統合を含めて行わなければならない。事務事業のスクラップや統合について、問題点の洗い出しや検討はしているか。
  職員数が減少し、組織がスリム化すると、1人の職員が担うべき業務の範囲が広くなるとともに、より専門性を求められるようになる。職場によっては短期間のうちに職員が代わっている部分もあり、そういう中では専門性はなかなか育ちにくいとも思われ、また、仕事をする上で重要な人間関係も築きにくいと思うが、人材育成がきちんとできているか。
  カルロス・ゴーン氏が日産に赴任されて最初に言われた言葉の一つに、会議において、それぞれ話はされているが、用語の統一ができていないというものがあり、今までにも指摘したができておらず、相変わらず職員同士でも捉え方が違う部分があるのではないかと思うが、意思疎通の前の段階のこうした部分の統一はできているか。
  旧6町から市へ。垣根を越えて消防団等現状を踏まえた改革をしてはどうか。消防団員の多くが勤め人である現状の中、昼間の地震、火災が発生した場合、消防団員が集まらなくて消防車が出動できずに、消火活動、人命救助ができない場合も予想されるが、そのような今後想定される事態への対応が可能な改革が必要ではないか。