2011/06/24

6月議会最終日 (28日追記版)

 6月議会最終日、議会終了後議員全員協議会、さらにその後議員会で、終わったのは午後7時30分でした。その後、すぐに大宮第2小学校区区長協議会に出席しました。明日は朝早くに東京行き、明日、明後日と大切な相談に行ってきます。今日は明日に備えこれから眠るので、今日の議会の様子を含め、後日あらためて報告します。


 28日追記
 すでに書いたとおりですが、委員会付託議案の議案第2号京丹後市定住促進住宅条例の一部改正に反対(産業建設常任委員会)が、本会議でも全員反対で否決。私は反対討論をしました。多くの課題を指摘されたが入居者があるなかで、議会が否決するのではなく、執行部側が提案の訂正をすることが必要と考えたが、訂正がないなかで、改正案では新たな入居者の公募の条件に10年後の譲渡が可能な所得の制限が加わり、条件不利地であるのに月66000円と家賃が高くならざるを得ないこと、譲渡価格が市場価格でなく台帳の残存価格のため、民間では考えられない割高の物件となることなど、過疎地域への定住促進という本来の目的ではなく行政のメンツだけが考えられているとしか思えません。


 総務常任委員会からは男女共同参画条例と男女共同参画計画の審査報告があり、委員会の指摘による正誤表(実質的には訂正表)が提出されました。

 私は、議員全員協議会でのパブリックコメント実施前の中間案の段階において、まず、序章において現行計画における取り組みの成果と課題、施策の取り組みの評価、社会情勢の変化による新たな課題等をまとめて明記すること、それを受けての次の計画であることを明記することと、基本施策として、生きがい活動・社会活動の推進の中で、「健康大長寿」を新たな項目として記載しているが、議会が議決した総合計画観点からは「長寿のまち」であり不適切であることを指摘しており、提案されて議案においては訂正がなされていたので、賛成しました。


 「一般会計補正予算第2号」は、質疑が相次ぎました。「あんしん雇用環境づくり事業」の東日本大震災の影響と予算規模のあり方が指摘され、また「東日本大震災災害支援活動補助金」については、ボランティア支援と補助のあり方が整理されておらず、公金を扱ううえで災害支援といえども効果のある補助金の観点がないのには呆れましたが、要綱等の運用段階で考えるとのことでした。

 また、「保育所施設耐震化事業」については、私も厳しい質問を行い、保護者への説明に対する反省と、しっかりした説明をを求めました。

 本来ならば保護者に対し耐震化が遅れたことを謝るべきところを、木造園舎の耐震計算には1,5メートルの積雪荷重が入っていることを説明し、さも、雪の重みがなければ安心かのような説明により耐震化の取り組みが遅くなったことを正当化しようとして、逆に多くの保護者から「それならば雪下ろしをボランティアでするのでプレハブの仮設園者を建てるような無駄な予算は使わないでほしい」と提案されると、「1,5メートルの積雪荷重が建築基準法上の耐震計算なので、行政として責任が持てなくなるので・・・」と説明しています。

 法律違反を承知でも責任を取る覚悟でもあるなら、百歩譲って法律を無視した説明をしたというのも有りうるのかもしれないが、今回の場合、初めから建築基準法に基づいて説明すべきであったと思います。結果的に、保護者には行政に対する不信感だけが残ってしまいました。


 最後に、これもすでに記載しましたが、議会運営委員会(6月22日)~市長に市民への説明を果たすことを求める決議~は全員賛成で可決しました。上記の「保育所施設耐震化事業」を読んでもらっても、議会の対応を理解してもらえると思います。