さぬき市では、昨年の交付税と臨時財源対策債の増加分を含む15億円を基金に積んでいます。そして、このうち5億円については、竹下内閣当時の「ふるさと創生1億円事業」のさぬき市版として、各地区が地域づくりを自ら考えて自ら事業を進めるために市内の全25地区に、少ない所でも1000万円を支給するそうです。
しかも、病院新築や学校の老朽校舎(木造)の統合、建て替えなどの大きな事業も同時に進行しています。
新さぬき市民病院は、175床で、新築工事費(設計委託費込み)41億4710万円、医療機器・備品、事務用備品等整備費18億3800万円、外構・造成工事費3億6510万円、既存病院解体工事費2億5540万円など、総事業費は69億7640万円となります。
そして、総事業費69億7640万円に対して、医療施設耐震化臨時特例交付金13億4387万円と、ほかに国費の補助金が2億5149万円、県からの補助金3億円で、補助金の総額は18億9536万円となります。
京丹後市は二つの公立病院がありますが、統合して、市の中央に病院の建設という方向の議論にはならないと思います。しかし、今後、施設の改修や病院のあり方などの議論は避けることは出来ないですし、特に弥栄病院は第2病棟が旧耐震の施設で老朽化しており、検討が急がれます。
また、さぬき市は瀬戸内海に面しており、志度町と津田町の海側2町と、大川町、寒川町、長尾町の内陸3町では住民気質も違うなかでまちづくりがなされていますが、その内の4町から議員は出ているが、1町は立候補所がなかったとのことでした。
そして、前回の市長選の投票率は、42,8%と低く、市民の政治への関心も低いようでした。
下の写真は、瀬戸内海国立公園の津田の松原近くの宿泊した「クアパーク津田」の部屋のなかから早朝に撮ったものです。
瀬戸内海には、美しい島並みと静かな海が広がっています。さぬき市の方に聞くと、日本海は暗いようなイメージがあり、瀬戸内海のほうが明るく、天然の魚は日本海のほうがおいしいのだろうが、ブランド化したオリーブはまち(オリーブをえさに混ぜて養殖したはまち)など、養殖で頑張っているとのことでした。