2011/10/15

議員報酬削減(9月議会最終日パート3)

 9月議会最終日に、今期(来年の5月末まで)の議員報酬を4万円減額して34万円とすることが全会一致で決まりました。

 全会一致に至るまでには紆余曲折がありました。議会活性化委員会での採決の結果本会議への提案が決まっていた報酬を取り下げて、再協議をすることを含めて歩み寄りがなされたと思っています。議員報酬を削減するならば、出来ることなら全会一致が望ましいと考えていたので、これはこれでよかったのですが、問題は残ったと思っています。

 問題の一つには、報酬審議会の考え方があります。私は、道理として、全議員の合意による議会の意思としてしか報酬審議会に対しての諮問の道はないと考えていたので、委員会でも、報酬審議会に対して諮問を議長に求めることは採決になじまない、委員会の総意がなければあり得ないと明言していたので、その言葉が理解されていなかったこと、委員外議員に伝わらなかったことにより、誤解が生じたことは残念です。

 また、委員会の委員の構成を含めたあり方もよく考える必要があったと思います。

 私は、議員がしっかり勉強し活動すれば、報酬が38万円でも多すぎるとは思っていなかったのですが、市民のみなさんの報酬への評価が低かったことと、現在の経済情勢では、一定の減額は避けられないと考えていました。

 しかし、議員報酬が減額になることで市民のみなさんが理解するとは思っていません。議員の資質の向上を含め、さらに、議会活動の密度を上げていかなければならないと考えています。