2011/10/08

議員定数削減(9月議会最終日パート2)

 議会活性化委員会(9月22日)にすでに記載していますが、議会活性化委員会での議論では、議員定数について結論を出すことはできませんでした。

 その後、議員定数20人(4人削減)を主張する議員が議員提案される動きもあるなかで、私は、会派での多数意見であったことと、ほかの議員からも同様の意向が伝わってきたことから、議員定数22人(2人削減)での提案に向けて調整に入りました。しかし、提案者になる議員がいないなか、熟慮の末に提案者を引き受けました。

 私は、必ずしも次回選挙での議員定数削減に積極的であった訳ではありません。また、22人の提案理由と質疑での答弁にも述べましたが、それぞれの市町村により状況が大きく違い、議員定数についての定義はありません。

 私への質疑では、豊岡市、福知山市、舞鶴市では、議員一人当たりの人口が3100人以上であり、それに匹敵するまでの削減をすべきだと考えるがなぜ22人なのか、また、同規模人口の全国の市と比較してどうなのか、などの問いがありました。

 これら問いに対しては、舞鶴市は市として半世紀以上の歴史があり土台がしっかりしていること、福知山市と豊岡市は合併はしているが、合併前から半世紀以上に渡り市制を敷いていた中核があり、旧福知山市・旧豊岡市の事務に統一された事実上の吸収合併であること。それに比べ、京丹後市は6町が合併したものであり、合併時の課題が山積しており、統一にはまだ時間がかかることと、現状では、議員活動が市域全域で出来る限り均質で行われる必要があるとの認識であるなか、京丹後市の人口減少などを反映して2人減とすること。

 また、全国の人口同規模の他市を比較してみるとき、京丹後市と同様に、町村が合併して特例で市となった特例市での比較では、議員定数が多いと判断には至らないこと。人口規模だけの数値をもとにした単純な比較比較、また人口規模と面積規模だけの数値をもとに単純に比較と、それぞれに結果は違い、規模のとらえ方を含め、どういった数値を抜き出すかが意図的にしかならず、それぞれに都合良い解釈としかならないので、資料を示しての説明はしないなどと答えています。

 討論、採決の結果、議員定数20人は賛成5人で否決となり、議員定数22人が賛成13人で可決しました。