きょうも数人の方と懇談しましたが、イレギュラーなことが起きたり、急用もできたりで、午後の予定は変更しました。
きょう読み終わった本は加藤久和著「世代間格差」です。
若い世代が支える賦課方式による社会保障制度では、人口のピラミッド構造が維持され、社会保障費の伸び率よりもGDPの成長率が高く、失業率を低く抑えることが出来なければ世代間格差が発生します。
著者は、ドイツの医療制度改革など諸外国の事例をふんだんに参考として示していますが、それを読むことで、日本で高齢化が進展していくなかで、いかに近視眼的な政策対応に明け暮れていたのかを痛感します。
年金だけでなく、医療、介護など社会保障費が増え続けるなかで、経済成長も鈍化しており、保険や税で不足する財源は赤字国債で賄われています。
ドイツや北欧の改革を参考に、日本の社会保障制度を持続可能なシステムに改革すること。
日本の未来はそこから。