午後、つねよし百貨店にて「南三陸町の循環型まちづくり」の勉強会。
南三陸町は、河川の山から海までの流域が町内で完結し、川を汚すことは海を汚すことになることから、環境意識は震災以前から高く、町が大きな面積ではないので個々の資源は少ないが、豊かな町であったようです。
津波で被災した旧市街地の復興は、8メートルの堤防が築かれてからでないと許可が出ないため進んでいないとのことでしたが、周辺部では未来を見据えた循環型のまちづくりが進み始めています。
その一つとして、森がきれいになり、防災に役立ち、地域でエネルギーを供給できることから、森林資源の残材などを活用したペレットストーブの普及があります。家庭だけでなくビニールハウスなどの暖房にも活用され、森林認証にもつながる取り組みとして、加工施設の建設にも取り組まれます。
他にも、家庭生ゴミや企業生ゴミの収集、バイオガスの実証実験、熱利用など、過去を再現したまちづくりを目指すのではなく、幅広く新たな循環型のまちづくりが進められようとしています。