尖閣諸島
友人の年賀状を読んで考えさせられました。
昨年、友人夫婦は尖閣諸島が日中両国で政治的紛争になる前に、新疆ウイグルなどシルクロードの一部をたどる旅をし、その旅の途中で見た中国テレビのことを年賀状に書いていました。
日本では尖閣諸島のニュースは1分ほどで終わるのに、中国国内のニュースでは、アメリカと日本の軍事的脅威を大々的に宣伝しながら15分程度の長さで何度も繰り返し放映されていて、国民感情に訴える中国政府の姿勢に驚いたそうです。
日本のマスコミなどでは、経済重視で動くという楽観的な意見もありますが、太平洋戦争前の日本と同じで、国民からの政府批判が起きないように情報統制しながら思想統制している状況で、昨年11月に中国国内で行われた調査によると、85%の中国人が日本製ボイコットを続けている。
「尖閣諸島国有化」は民主党政権の最大の負の遺産で、これまでの「政冷経熱」でしのいでいけるとは思えない。