2013/01/14

バブルの歴史

きょうは一日雨でした。音楽を聴きながら、頼まれていた2軒の民泊登録用の図面を書き、本を読みました。

きょう読んだ本は、エドワード・チャンドラー著「バブルの歴史~チューリップ恐慌からインターネと投機へ~」でした。

投機の歴史は紀元前2世紀まで遡ることができます。紀元前2世紀ノローマの金融制度は、金利を払えば借金することができ、両替商も存在し、銀行手形も使えるようになっています。

しかし、中世の封建制度のもとで金融取引の多くが不要になりましたが、中世後期には市場性のある国債が発行されるようになります。そして経済の成長が続き、1637年に歴史的に有名なオランダでチューリップバブルが崩壊します。

チューリップバブル、南海バブル、鉄道バブルなど、数多くのバブルが豊かな国で起こり、いつも突然弾けて終わりますが、バブルが何故起こり、どのように崩壊していくのかを興味深く読むことが出来ました。

そして、バブルが弾けることで経済の覇権も変わっていいます。

日本では、1956年から1986年の30年間で消費者物価は400%上昇していますが、驚くことに地価は5,000%も上昇しています。土地の売却を抑え、不動産市場の流動性を抑える税制が、土地登記を奨励する結果になっていました。(昨年ワシントン州に研修に行った際、「サブプライムは日本のバブルほどの問題ではない。日本ではバブルによってお金持ちですら土地が買えないほど地価が上昇したが、サブプライムでの地価の上昇は低いから、立ち直りは早い。」ということを聴きましたが、バブルやリスクに対して感じ方・考え方が全く違うようでした。)

今後も、バブルは繰り返し起こります。