きょうも、午前中は出歩き、数人の方と懇談しました。
昨日も、丹後工業組合の中央加工場と網野加工場跡地を貸与してソーラー発電がされるという話を聴きましたが、きょう、ある方から、2箇所の内、網野加工場跡地でのソーラー発電は京丹後市の事業であるということを聴きました。
私は、京丹後市がソーラー発電事業を取り組むべきだとは思いません。京丹後市の現状を考えるなら、再生可能エネルギーに取り組むとしても、雇用の拡大につながる木質バイオマスや小水力発電を考えるべきではないかと思います。
以下、11月27日の太陽光発電の試算に書いたことを引用します。
26日の再生エネルギー塾では、千葉大学の特任講師で千葉エコ・エネルギー(株)の代表取締役の馬上丈司氏を講師に「地域の再生エネルギー利用の現状」について学びました。
政策誘導で売電価格が高いため、メガ・ソーラーなどへの投資が起きていますが、ドイツなどと同じく政策の見直しが入る懸念があります。
試算の前に、太陽光発電に適した条件について。
まず、1点目、日照時間が長いことが必要です。馬上氏は調査したデータにもとづき、年間日照時間1700時間でも薦ないと明言(日本国内の日照時間は2200時間から1300時間で、京都市で1700時間)。
2点目、日射量が多いこと(これはNEDOに各地域のデータがあり参照できます。)。3点目、南向けに開けた地形で影になるものがないこと。日照時間が長くても直接日光が届かなければならず、しかも、少なくとも20年間は影ができないことが必要です。
4点目、地盤が安定していること。長期間設置することため、山の斜面や水田(耕作放棄地)は適さない。
5点目、年平均気温が高くないこと。気温が高くなると発電効率が落ちます。屋根の上につけると、夏場は熱のため発電効率はグッと落ち、春と秋しか効率的な発電はしない。
6点目、大雪が降らないこと。雪がかぶる状況や除雪が必要な場所には適しません。
他にも、メンテナンスがしやすいことや、20年以上活用できることなど条件はたくさんあります。
上記の条件だけで、京丹後市には全く適さないことがわかります。
・・・・・・・・以上、引用終わり。