私が議員として勉強するなかで、大いに参考にさせていただいている本に、慶応義塾大学商学部教授 権丈善一氏が書かれた「再分配政策の政治経済学Ⅰ~Ⅴ」があります。また、権丈教授のホームページと「勿凝学問」はよく拝見しています。
私が下手な文章を書くよりもわかりやすいと思うので、以下、権丈教授のホームページより少し引用させていただきます。
成長戦略の要諦は、経営者サイドと労働者サイドの利害をバランス良く調整することであって、経営者ばかりを集めた会議を開いて、彼らの言い分ばかりを聞いた政策を形成することではない・・・それはむしろ合成の誤謬としてのデフレ政策を帰結するのであり、反成長戦略でしかない。 このあたりが、かつての自民党には分かっていないところがあったからねぇ。まぁ、今の与党もそうだし、いわゆる「オーソドックスな経済学者」はだいたいそんな感じかな。これは別に彼らの特性ではなく、ミクロ領域でもマクロ領域でも、リカードの罪ってのは大きいもんだとつくづく思うところ。彼のせいなのか、おかげなのか、オレルは『なぜ経済予測は間違えるのか』のなかで、「私はあえて、経済学の教育を受けることは、実は不利だといいたい」と言っているけど、そうかもな(T_T)トホホッ。
ただ、当日は、そういう話を素直に聞いてくれそうな人の良さげな国会議員ばかりが大勢集まってきくれて、自民党の中で僕からみても大いに問題ありと思える議員は来なかった(笑)。まぁ、僕も少しは名前が知られるようになったのか、僕が報告ということになればどんなことを話すか分かるだろうから、上げ潮派とかは来るわけがないよな(笑)。昔は、彼らもけっこう紛れ込んでいたんだけどねぇ。。。
以上、権丈教授のホームページからの引用。