7月28日の委員会研修〜由布院観光における行政の役割にも書きましたが、27日に由布院観光について研修し、28日は、5時30分に起きて朝靄のなかの由布院布院を散策しました。
下の写真は駅の近くのホテルから金鱗湖に向かって歩きながら撮ったものです。由布院では電線の地中化はされていませんが、散策していても見るものが多くあり気になりません。日中ならば、歩いている観光客も多いですが、土産物や小物の店、小さなギャラリーも多くあり、さらに気にならないと思います。風光明美な景色や伝統的な家並み群といった眺める観光を売りにはしていないからで、実際5時30分から7時過ぎまで散策しましたが、健康のためにあるかれている地元の方と出会うだけでした。(前日の夕方にも少し歩きましたが、もうほとんどの店舗が閉まっていましたがまだ観光客は歩いていました。)
下の写真、メインストリートの一角ですが、立て札には「―閉店のお知らせ― 33年間の長い間、楽しい思い出を有り難うございました。角柱本店 穴井柱一郎 穴井洋子」と書かれていました。他にも2年前に訪れたときに比べ空き店舗が増えていました。
下の写真2枚は朝靄のなかの金鱗湖です。
下の3枚は有名な旅館「亀の井別荘」の写真です。
川沿いの道は散策コースに入っていますが、舗装が傷んでいるところが多く見受けられました。下の「玉の湯」前の舗装もひどく傷んでいます。
由布岳がかすかに映っています。
カラー舗装がしてありますが、ここよりも金鱗湖周辺の観光客がよく歩く道を先に直した方がよいように思いました。
いただいた資料によると、宿泊客は平成12年の87万4千人をピークにして、平成20年のリーマンショック以降の減少が大きく、平成22年は64万7千人と、22万7千人(26%)減少しています。また、日帰り客は、平成19年の267万2千人をピークに平成22年は247万5千人まで減少しています。
湯布院が培ってきた観光のイメージ、確立したブランドが、景気の影響を受けやすくしているのではないかとも思いましたが、これは、ほかの観光地も調査しないと分かりません。
由布院温泉観光協会の平成22年度収入は5,254万円で、このうち行政からの運営補助金は500万円で、他に牛喰い絶叫大会補助金50万円、辻馬車製作費補助金485万円(2分の1補助)があります。事業収入が1227万円、受託事業収入が1285万円と多く、会費収入も797万円近くあります。
6月23日の一人でも多くの人が、よその町を見ることが大切だ。そしてまちづくりに頑張っている『まじめな魂』に出会うことが必要なのだに書きましたが、溝口さん、中谷さんが由布院のまちづくりリーダーであったことが行政の説明からもよく理解できました。行政主体であったなら、大胆なことは回避されここまでの活性化は出来ていないと思います。