最初に弥栄町の「あしぎぬ温泉」で、今年度から指定管理者が変わるなかでの施設の現状や、前管理者からの運営の変更点も含めて伺いました。
行政職員と指定管理者から説明を受け、その後質疑。前管理者からの雇用面での人的引き継ぎはできており、利用状況は対前年比14%増だが、売り上げ単価が下がっており経営的には厳しいとの説明でした。
壁の一部に雨漏りの跡があります。大規模修繕の時期が来ています。他にも、通路や源泉のポンプなどが修繕の時期に来ているようです。
露天風呂の屋根(緑の部分)は前管理者が施工したもので、現管理者が前管理者より買い取っています。(丹後地方は雨や雪の日などにも多く、露天ぶろにも屋根が必要です。)
海に面した内湯と露天風呂からの景色は最高です。天気の良い日の夕方には海に夕日が沈むのが見れますが、あまり知られていません。PRが難しいようです。
別棟の宿泊施設です。夏場は予約で埋まっていますが冬場が弱く、連泊する方やリピーターは多いとのことでした。温泉施設の赤字を宿泊施設が補てんしています。
宿泊棟からも海が見えます。
和洋室にはロフトがあり、6人泊まれます。
次に、道の駅てんきてんき丹後に行きました。利用者数は11万4千人台で平成21年、22年と変わりませんが、客単価が下がっており、収益は縮小しています。また、平成7年建設の施設であり、大規模改修が必要となっています。確かに傷んだところが目に付きます。
山陰海岸ジオパークの展示がしてあります。京丹後市でのジオパークへの取り組みは、鳥取県、兵庫県内の取り組みに比べて弱く、観光客の認知度も低い状況です。
レストランからよく見える公園内に、錆びて朽ちかけた竪穴式住居を模したモニュメントがありました。撤去の予算がつかないとのことでしたが、見た目も悪く、こういうものが放置されているのを見ると京丹後市は観光振興に本気で取り組んでいないとしか思えません。