2011/11/25

臨時議会他

  きょうは忙しい1日でした。

 朝9時から10時までの予定で議会運営委員会があり、12月議会の議案の取り扱いについて協議しましたが、議案、陳情などの案件も多く時間が足らずに一旦休憩にしました。

 10時からは臨時議会でした。まず、地域福祉計画が提案されましたが、ボランティアやサロン活動などについて、活動者の固定化や担い手不足、地域間に活動内容や参加者の差が見られることが課題として挙げられていました。

 私は、地域間に格差があるという指摘を踏まえ、市として地域の活動レベルの基準を設定し、水準を上げていくことを働きかけていくことが必要であり、地域間の差を縮小するためには「小地域ネットワークの組織化」を小学校区単位、あるいは自治会単位などで進めていくことが考慮される必要があったのではないかと指摘しました。

 昼の議会休憩時間に、議会運営委員会を再開し、日程等続きを協議して、再度休憩しています。

 次に、健康増進計画では、高齢化とそれにともなう医療費の増加、介護費用の増加を考えると、健康寿命を延ばすことは行政にとって重要であるとの思いを強く持つなかで、事前に質疑の内容は担当課に通告しています。(でも答弁を聞いてその内容にがっかりしました。今後は通告はやめます。)

 まず、百寿率について、沖縄県が陥った状況を踏まえて質疑をしました。百歳以上の方は全国で増えており、47,000人を超えていることから、百歳以上の方が多いということは全国で当然のこととなる、100歳の方が多いというだけでなく元気な自立した方が多いということが言えるのか、また、85歳以上の活動性生存率(元気に自立している人の割合)は高いのか、百寿率については京丹後市は高齢化率が高いなかで統計上のバイアスがないかなど、質疑をしました。

 ちなみに、広島県の百寿率は、神石高原町の211・94人がトップ。安芸太田町172・30人、安芸高田市155・14人、大崎上島町153・41人、庄原市131・56人―と続いています。岡山県でも(町村除く)笠岡市94・1人、井原市87・7人―と続きます。

 次に、12歳の虫歯が平均2.16本と多いことを取り上げました。子供の口腔崩壊は問題化しており、統計上、虫歯が多い子どもは学力が低く、経済的困窮家庭などの傾向も指摘され、ネグレクトの疑いもあるがあそれらについて問題視して対応されているのかについて質疑をしています。

 ほかにも数点に渡って質疑をしました。これらについては別の機会に取り上げていきたいと思っています。

 臨時議会終了後、議会運営委員会が再開され、議長からの諮問である、来期の議員報酬について、各会派での集約された意見が報告されました。

 丹政会は、合併特例の交付税減額にともなう歳入縮小や、市民への負担増、職員の人件費についても削減が必要であることから、一割から4万円減額を提案しました。

 以下、政和会は6~8万円減額、共産党は6万円減額、公明党は1割減額、同志会は6万円減額、清風クラブは4万円減額の意見でした。又、委員長については、別途増額を考えることで持ち帰りとなりました。

 議会運営委員会終了後、産業建設委員会が開催され、市長との質疑をおこないました。一般会計からの繰り入れの制限も下水道料金引き上げも、最終的には、市長の政治的判断ということでした。