きょうの京都新聞に福知山市議会の議会報告会と議会改革に関する記事が掲載されていました。
見出しには「開かれた議会」道険しとありますが、イベント参加は別として、まじめな話をしようという市民参加は、議会だけでなく行政にとっても難しい問題であり、そもそも市民参加や地域づくりの人材育成の土壌ができていない地域も多いと思っています。(そもそも、懇談・意見交換で人前で意見をはっきり表明することに多くの方は慣れておられないように思います。)
学校統廃合のような地域に直接かかわる課題があるなら、地域のなかで声を掛け合って参加者は増えますが、地域の喫緊の課題がないと(義理と厄介がなければ)参加しようという声は広がらないと思います。
市長が当初行っていた市政懇談会にしても地域で一定の動員がかかって人が集まっていましたし、現状は人のつながりと声掛けがないと人は集まらないので、地道に継続するなかで議会報告会の役割が市民に浸透していくしかないと思っています。
また、議会報告会で6町を回るようになって、住民性の違いなどもよくわかるようになり、ある程度の参加者が確保できているまちと、参加の働きかけが必要なまちの違いはデータ的に出すことができるのではないかと思っており、京丹後市では町によって取り組み方に工夫が必要ではないかと思っています。
市民参加の充実に時間がかかるとしても、開かれた市民が参加できる議会がこれからのあり方として間違いないと思います。